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抱っこ紐で子供を前で抱えていた保育士が自転車転倒を起こした事故から今一度考えたい安全性について

7月5日のニュースですが、保育士の女性が電動自転車の前部のイスに長男を、そして次男を抱っこ紐で前に抱えて走っていると、自転車のハンドル部に掛けていた傘の先が前輪部に巻き込まれ転倒し次男がその後亡くなったという悲しい事故が起こりました。

保育園に預けに行く途中だったとのことですが、お母さんは過失致死容疑が掛かるという結果になりました。

今後このような事故が起こらないようにしっかりと危険性について他のお母さんにも知れ渡って欲しいと思います。

どんなことに気を付ければ良いのでしょうか?

抱っこ紐やおんぶ運転の危険性について

何もトラブルがなければ、抱っこ紐やおんぶ運転でも良いのかもしれませんが、自転車に乗っている以上安全100%はあり得ません。もちろんそれは徒歩でも同じことが言えますので、外出したら危険がゼロなんていうことはないわけです。

自分自身が安全に気を配り行動していたとしても、思いがけぬ事故に巻き込まれる可能性もあるわけです。

特に自転車で自動車と接触した場合は深刻な被害が出る可能性が高いです。

今回の事故のように第三者が関わることなく単独で傘の先がタイヤに巻き込まれるという事故の場合はご自身の安全への配慮の仕方次第で安全度も変わってきます。

ちなみにおんぶ紐の利用は認められていますが、抱っこ紐での自転車運転は禁止されています。

背中かお腹かだけの違いのように思い、おんぶがオッケーなら抱っこでも問題なしでしょ!と安易に考えるとその時点で交通ルール違反を犯してしまっています。

安全性を高める上で大切なことは「ルールを守ること」「安全性の高い製品を使用すること」です。

ネットの他の記事で抱っこ紐の安全性についてや製品の選び方について議論されたりしていますが、そもそも抱っこ紐を使って自転車運転が禁止されているのに、もっと安全性の高い抱っこ紐を使っていたら助かったとかの議論は意味を成しません。

また、ルール違反を犯して使用した場合の安全性を抱っこ紐のメーカーに求めるのも筋違いです。

道路交通法のルールを守ろう

まず、自転車に関する道路交通法を守りましょう。

ちなみに道路交通法には抱っこ紐がダメという直接的な記述はありません。

地域によってルールに多少の違いがあるのでご自身がお住まいの地域のルールを確認する必要があるのですが、東京の場合だと下記のようになっています。

■乗車人員
原則として運転者以外の人を乗せることはできませんが、次の場合は幼児を同乗させることができます。

【一般の自転車】
16歳以上の運転者は、幼児用座席を設けた自転車に6歳未満の幼児を1人に限り乗車させることができます。
さらに運転者は幼児1人を子守バンド等で背負って運転できます。

【幼児2人同乗用自転車】
16歳以上の運転者は、幼児2人を同乗させることができる特別の構造又は装置を有する自転車(幼児2人同乗用自転車)に6歳未満の幼児2人を乗車させることができます。
幼児2人を乗車させた場合、運転者は幼児を背負って運転することはできません。

参照元:https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kotsu/jikoboshi/bicycle/menu/rule.html

わかりやすく説明しますと、

・チャイルドシートに6歳未満の幼児1人乗車(合計2人)
・幼児1人をひも等で背負って乗車(合計2人)
・チャイルドシートに1人+乳幼児1人を背負って乗車(合計3人)
・幼児2人同乗基準適合車のチャイルドシートに2人乗せる(合計3人)

まではルール上問題なし。

ただし、幼児2人同乗用自転車のチャイルドシートに2人載せてさらに1人の乳幼児を背負う(合計4人)はアウトです。

道路交通法上問題ないことと、安全であることは全くのイコールではないということは知っておきましょう。

例えば、おんぶ紐で背負うのは違反ではありませんが、おんぶ紐による自転車運転は超危険という実験結果もあります。

実験結果によると、おんぶ状態で自転車が転倒した際の子供への衝撃はなんと、骨折するとされる衝撃の基準値の最大約17倍だったそうです。

かなり危険ですよね。

ただ、実生活レベルでいうと、おんぶに頼らざる得ない状況の親もたくさんいらっしゃいますよね。

幼児2人同乗用自転車となると結構なお値段するんです。
みんながみんな購入できるわけではありません。

となると、小さな子供が2人いる際は一般の自転車にチャイルドシートを付けて、もう一人はおんぶするというスタイルが現実的には多くなるのではないでしょうか?

ルール上は問題ないわけなので、後は、どれだけ安全を意識するかです。
要するに親としての危機管理能力が問われるわけです。

今回の事故は傘をハンドルにかけていたそうでその傘がタイヤに巻き込まれ転倒という事故につながったわけなので、傘をハンドルにかけず、レインコートにするとか、もっというのであれば、雨の日は自転車を使わないようにするなど心掛け次第で工夫はできるはずです。

おんぶよりチャイルドシートの方が安全性は高いでしょうが、チャイルドシートであれば、死につながる事故は起こらないのかというとそんな保証もないでしょう。

ルールを守り、安全な製品を使うことで安全性は高まりますが、最後は一人一人の安全への意識が重要です。

では安全性を高めるためにチェックしたいポイントについてご紹介します。

自転車の安全基準やヘルメットの着用

まず、子供をチャイルドシートに乗せる際にも転倒した際の頭部への衝撃から頭を守るためにヘルメットを着用させるようにしましょう。

ヘルメットを付けるのを嫌がる子供もいますが、子供が好きなシールを貼るなど子供が着用を嫌がらないように工夫してみましょう。

そして、自転車選びやチャイルドシート選びも重要です。

皆さんは、BAAマークやSGマーク、JISマークといったマークをご存じでしょうか?

これらのマークは一定の基準をクリアし、ある程度の安全性が保証がされていることを意味します。

BAA、SG、JISはそれぞれ、交付団体や交付枚数などに違いがあります。

BAAは自転車協会が交付し、最も交付枚数が多く、SGは製品安全協会が交付し、2番目に交付枚数が多いマークとなっています。JISはJIS認証取得者によって交付されますが、交付枚数はあまり多くありません。

少なくとも、何のマークもついていない自転車よりは多少値段が上がっても製品の安全性がある程度保証されているBAAやSGといったマークがついている自転車を選ぶことをおすすめします。

チャイルドシートの場合もSG規格適合品など安全性基準をクリアしているかどうかちゃんと記載があるものを選んだ方が安心ですね。

チャイルドシートを選ぶ際にはちゃんと子供の頭周りまで背もたれがカバーできているか、シートベルトはしっかり体を固定することができるか、足元が安定しているかなど子供を守るための工夫がされているかをチェックしましょう。

おんぶ紐は最近は抱っこ紐が抱っこもおんぶも両用で使えるものが増えていますので、おんぶ紐として使える抱っこ紐でも良いですが、やはり、選ぶ際には子供を危険から守るための配慮が施されているかを確認し選びましょう。

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