ついついパパやママの悪口を、子どもの前で言ってしまいませんか?
外では言えないストレスを、子どもをはけ口にするのはいけません。
子どもにパパやママの悪口を言ってはいけない怖い理由があるそうですよ。
脳がダメージを受ける
夫婦喧嘩の絶えない家で育った子どもの学力が下がるデータがあるそうです。
親が配偶者や誰かの悪口を言ったり、夫婦喧嘩を目の前で見せて言葉の暴力に接してきた子どもは、脳が委縮するというデータがあります。
■言葉の暴力に接してきた人の脳のMRIを調べたデータ
・身体的な暴力は委縮率が3.2%
・言葉の暴力は19.8%
参照元:https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4078/
夫婦喧嘩はもちろん、叱る、脅すことやばかにする言葉は子どもの脳が怒りや不安を感じやすくなるそうです。
また委縮から、記憶力や学力能力の低下も見られるそうです。
暴力の方が良いという訳ではなく、暴言のトラウマの方が取り除くのが難しいからなのですね。
子どもの前で暴言を吐かないように気を付けましょう。
相手への偏見を植え付ける
例えばいつもママが、パパは自分勝手だよと文句を言っていたとします。
すると子どもにもパパは自分勝手な人だと、偏った不信感をもたせてしまいます。
特に子どもがパパから勝手な行動をされたわけでなくとも、パパを見る目が変わってしまうのです。
子どもはパパに懐かなくなるし、普段から子どもの面倒を見て欲しいという欲求があるママは、自分で自分の首を絞めることになりますよね。
また大きい理由として、結婚に対して悪いイメージや偏見を抱くようになります。
言い続ければ、大きくなった子どもの物事の考え方にも悪影響が出ます。
発想力や自信が育たなくなる
親が誰かの愚痴ばかりをこぼしていると、子どもの気持ちも後ろ向きになります。
ママやパパの言葉からも学習をしているのですね。
いつもうまくいかない、何でこうなのといった後ろ向きな言葉ばかりを受けていると、自分もそうだろうという気持ちになります。
子どもの発想力や、やってみたいけど飛び込む勇気がない時に、背中を押すどころか逆に自信を持てなくなる要素にもなりかねません。
前向きな言葉をずっとかけ続ければ、子どもも前向きな考え方になるので、言葉がけって重要ですね。
子どもに文句を言っているのと同じ
ママがパパの文句を言うことは、間接的に子どもの文句を言っているのと同じと考えなければなりません。
子どもの半分はパパでできているし、もう半分は自分です。
パパの文句を言うことは、子どもの半分を否定していることになります。
子ども自身がそう感じることはまずないでしょうが、ママが理解していれば、子どもをはけ口にすることもなくなりませんか?
男女によっても影響は変わる
例えば男の子にパパの文句を言うと、息子のお手本がなくなってしまいます。
男親は息子にとって尊敬するお手本でなくちゃならないのに、ママが奪ってしまう事になります。
また娘にパパの文句を言うと、将来娘が自分の伴侶を選ぶときにも偏った考え方になるでしょう。
パパとママの仲が良い家庭で育てば、子どもは自分も両親のような夫婦になりたいという気持ちで伴侶を探します。
すると良いパートナーに巡り合える可能性も高くなると思えますよね。
子どもは家族だんらんが一番幸せ
悪口を言ってはいけない理由は子どもに悪影響だからなのですね。
子どもにとって親は2人です。
どちらかが沈んでいれば、子どもにとっては幸せではないのです。
キレやすい子どもを育てないためにも、親自身が感情のコントロールを学ぶことが大事なのではないでしょうか?
子どもに言う前に、子どものいないところで当人同士が話し合いを設けることが大切です。
夫婦喧嘩を子どもの前で見せるのは良くないのですが、ため込み過ぎて子どもでストレス発散するのはもっと悪い事です。
不満は子どもに言わず、話し合いをしましょう。