子育てや妊娠というのは、幸せを感じることが多い反面、自分の時間がなかったり自由がなくストレスが溜まることも多いでしょう。
そんなストレスを少し和らげてくれるのが、育児中のママや妊婦さん専用の優待サービスです。
最近では自治体の子育て支援事業も充実しているので、どんどん活用したいですね。
自治体の優待サービスとは?
自治体で行っているのは子育て支援パスポート事業というもので、協賛している企業やお店が商品の割引や優待サービス、職場体験の実施などを行う子育て応援プロジェクトです。
2016年から全国での共通展開が開始されたので、47都道府県どこでも利用できるようになりました。
都道府県によってサービス内容やパスポートの携帯などは異なりますが、自治体が発行しているパスポートを提示すればサービスを受けられるようになっています。
対象者は?
子育て支援パスポートは育児中のママや妊婦さんならもらえますが、対象年齢は都道府県によって違います。
大きく分けると以下のような違いがあります。
・未就学児の子供がいる、妊婦がいる家庭
・小学校6年生までの子供がいる、妊婦がいる家庭
・中学校3年生までの子供がいる、妊婦がいる家庭
・18歳未満の子供がいる、妊婦がいる家庭
自分が住んでいる地域の子育て支援パスポートの対象年齢が何歳なのかは、市区役所や町村役場で確認できるので聞いてみるといいですね。
優待サービスを行っている店舗の探し方
いくら自治体主導で行っている優待サービスであっても、すべてのお店が賛同しているわけではありません。
サービスが受けられるお店は限られているので、事前にチェックしておきましょう。
行っている店舗は役所にパンフレットが置いてありますし、ネットからでも検索できます。
また優待サービスをしているお店であれば、レジや入口に子育て支援パスポートの表示があるので確認してみてください。
■どのぐらいの人が利用しているの?
・子育てパスポートの交付を受けている 45%(山梨県)
・利用したことがある 33.1%(静岡県)
参照元:https://www.city.shizuoka.jp/000085268.pdf
https://k-pedia.com/archives/1976
こう見ると利用者は少なく感じますが、それだけこの優待サービスの認知度が低いのかもしれませんね。
私が住んでいる県では自動的にパスポートが送られてきたので、サービスが受けられる店舗に行った場合はよく使っていました。
ファミリーレストランや全国チェーンのファーストフードでも利用出来るところが多く、特典も割引やジュース無料など魅力的なものが多いのでおすすめです。
会員登録だけでお得なプレゼントがもらえる
自治体のサービスはデイリーで使えますが、それ以外にも育児ママや妊婦さんにはお得なサービスがいろいろあります。
特に注目したいのは、会員登録をするだけでプレゼントがもらえるサービスです。
幼児教材やベビー用品を販売しているお店、子供用保険などがメインなので、会員登録をすればためになる情報ももらえます。
・アカチャンホンポ(メンバー登録)
・こどもチャレンジ(資料請求)
・トイザらス・ベビーザらス(メルマガ登録)
・生協のお試しサンプル(応募者全員)
・陣痛タクシー(会員登録)
子供や妊婦さんに関わる商品販売や事業を行っている会社であれば、何らかの優待サービスがあるのでチェックしてみるといいですね。
家までお得になる?
育児中のママや妊婦さんの優待サービスというと、飲食や子供用品だけのイメージがあるかもしれません。
ですが、家賃やローンもお得になるのです。
都市再生機構の賃貸住宅では、子育て世帯の家賃が20%引きになる子育て割りというサービスを行っています。
割引額の上限は25000円ですが、13都道府県で実施されているので、対象になる地域に住んでいる方なら家賃をかなり節約できます。
また住宅金融支援機構のフラット35というローンでは、子育て世帯であれば金利が年0.25%になるという優待サービスを行っています。
生活圏内のお店をくまなくチェック
優待サービスの情報は、残念ながら待っているだけでは入ってきません。
ですので自分の生活圏内のお店のHPや情報誌などのツールを使って、くまなくチェックしておくといいですね。