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ベビーソープについてよくわからない批判をされている人がいらっしゃる

たまたまネットサーフィンをしていると、石鹸ではないベビーソープをよくないと批判されている記事を見つけました。(※よくある合成界面活性剤全て悪説です。)

内容としては、赤ちゃん用のベビーソープだからといって安全とは限らない!というお話しです。

それだけ見ると、ベビーソープ=安全と安易に謳っている方よりはまともなことをおっしゃっているのかな!?と思いました。

確かにベビーソープだからといって低刺激な成分ばかりが使われているとは限らないからです。

ですが、中身を読んでみると、まー意味のわからないことをおっしゃっておりました。

DPGが危険!?

DPGが使われているベビーソープは危険だから使うな!とおっしゃっているのですが、DPGはそれほど危険な成分ではありません。

DPGはジプロピレングリコールといって、旧表示指定成分であるPG(プロピレングリコール)の毒性を改善するために作られた成分でPGのような危険はないとされています。

DPGについての安全性などの根拠を知りたい方は、
下記のサイトが根拠も載せてくれているので参考になると思います。

DPG(ジプロピレングリコール)とは…成分効果と毒性を解説

ココイルアラニンTEAも危険!?

ココイルアラニンTEAはアミノ酸系の界面活性剤です。

この成分も危険だとおっしゃっているのですが、理由が、ココイルアラニンTEAを作る際のヤシ油(パーム油)にはBHAという旧表示指定成分でもある成分が酸化防止に使われていて危険、さらにココイルアラニンを鶏に与えたら発育が遅れたので危険、反応させるときに使われるTEAも危険とのことです。

ココイルアラニンで鶏の発育がどうこう言い出したら、人の体内にも存在しているような成分であるヒアルロン酸Naをラットに腹腔内投与したらある量以上の場合、一定期間以上続けたら死亡した例があるという文献もあります。

人間以外の動物での実験結果がそのまま人に当てはまるわけではありませんし、その実験内容自体が現実的に起こりえる内容なのかというのも重要なのです。
ヒアルロン酸のような安全性の高いとされる成分ですら、実験対象や実験内容次第で危険物に変わるわけですから、結局は安全か危険かは使用量次第でもあるわけです。

まー、BHAやTEAが単独では良くない成分ではあるので、ひとまず置いてきましょう。

結論、安全なのは石鹸で高いけど子供の安全には代えられない

この方、結論として安全なベビーソープは石鹸ベビーソープだとおっしゃっています。

別に石鹸が危険であるとも思っていませんので、別に石鹸ベビーソープをおすすめされること自体は否定しませんが、石鹸の作り方はご存じなのでしょうか?

石鹸は脂肪酸や油脂に水酸化Naや水酸化Kを反応させて作られます。

脂肪酸というのはカルボン酸とかラウリン酸といった◯◯酸と表される成分です。
油脂というのはパーム油とかヤシ油とかオリーブ油といった成分です。

脂肪酸は油脂の中に含まれる成分ですね。

石鹸作りにもパーム油が使われること全然あります。

ですが、ココイルアラニンTEAのベースがパーム油であるのは危険で石鹸のベースがパーム油だった場合は安全なのでしょうか?

さらに、反応させるTEA単独の危険性を訴えておられますが、水酸化Na、水酸化K単独で考えてみましょう。

水酸化Naや水酸化Kですが、単独だと劇物に指定される成分です。
劇物なので、ある一定量以上を誤飲した場合、死に至る危険性があるというわけです。

なんだか、世の中、直接死に至ることよりも、癌の方が危険と見なされる風潮でもあるのでしょうか?

その方の言葉を借りると、
石鹸というのは、BHAが酸化防止に使われているパーム油に劇物である水酸化Kや水酸化Naを反応させて作られているわけです。

でも、その方は石鹸は安全と言い切っていらっしゃいます。

材料に使われるものそれぞれ単体で危険ならできたものも危険と言い張るのであれば、石鹸も材料だけ見れば危険なのではないでしょうか?

しかも、石鹸は高いらしいです。

確かに石鹸もピンキリで、100gで3000円以上する固形石鹸があったりもしますが、100gの3個セットで200円の石鹸もあります。

一般的に言えば、石鹸は安い部類という認識の方が強いと思います。

原料を見ても石鹸は純石鹸なら特に油脂や脂肪酸と水酸化K、水酸化Naだけで作れるので、こだわるとすれば、油脂の品質くらいなので、原料の値段にも限度があります。

一方で石鹸ではなく合成界面活性剤が使われているベビーソープ等の場合、植物エキスやヒアルロン酸、セラミドといった保湿成分などが追加されることで原料費用も高くなっていきます。

もちろん、保湿成分をそれほど大量に配合することはまずないので、めちゃくちゃ原価が高くなるとかもありませんが、それでもこだわればこだわるほど原料費も高くなりますし、安く抑えようとすればもちろん安く抑えれます。

なので、合成界面活性剤を使ったベビーソープは危ない成分を使った安物で、安全性の高い石鹸は高級だというような発言には疑問を覚えます。

こういう方ってなんでもかんでも危険・危険と騒ぎたがりな印象があります。

例えば、バナナを食べれば痩せれるとか、ダイエットにはトマトだ!とその食品だけを食べていればさも簡単にダイエットできるかのように発言している方たちもどうかと思いますが、なんでもかんでも危険と騒がれる方もどうなのでしょうか?

まるで化粧品を開発しているメーカーは消費者をだました詐欺師であるかのようにこういった方は叩きたがるようですが、そんなに他者が行うことが信用できず、危ないと思うのであれば、誰にも頼らず、どこか無人島にでも移り住み自給自足で生活されれば宜しいのにと思いました。

今回の内容は情報提供ではありませんが、ちょっと「客観性というか公平にデータから分析するというのではなく考えが偏り過ぎでしょ!」と思ってしまったので、書かせて頂きました。

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