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脂漏性皮膚炎などの頭皮トラブルの際のシャンプー代わりにベビーソープを使うメリットとデメリット

皮膚科など専門医で脂漏性皮膚炎だと診断されたり、頭皮がデリケートですぐに湿疹や痒みが生じて悩んでいる方の場合、医師から低刺激なシャンプーを使うように指示されることもあります。

そして、最近は皮膚が薄くとてもデリケートな赤ちゃんのお肌のために作られたベビーソープが大人の敏感肌や乾燥肌の方の洗顔などにおすすめだということも多くの人が知るようになりました。

そこで「そんなに低刺激で肌に優しいのであればベビーソープをシャンプー代わりにして頭を洗えば良いのでは?」という発想にいきつく人も増えてきているようです。

敏感肌の洗顔やボディソープなどにおすすめされているベビーソープなのですからシャンプーとして使っても問題なさそうです。

ではベビーソープをシャンプー代わりに使うのは脂漏性皮膚炎や頭皮トラブルに悩む方にとって有益なことなのでしょうか?

洗髪について考えてみましょう

敏感肌や頭皮トラブルで悩む人がベビーソープをシャンプー代わりに使うべきかどうかを考えるにあたってまずは洗髪という行為の目的について考えてみましょう。

最近はシャンプーのCMでも頭皮の汚れをスッキリといった内容が増えているようにシャンプーの目的の一つは「頭皮」の洗浄です。

頭皮の表面はもちろん、頭皮の毛穴に詰まった皮脂汚れも洗い流し清潔を保つことが目的です。

そして、シャンプーの目的は頭皮の洗浄だけでなく「髪」の洗浄も目的としています。

髪も生活をしていれば、空気中のホコリや花粉が付いたり、頭皮から分泌された皮脂が髪に付いたりと汚れてしまいます。

そのため、シャンプーでは頭皮の洗浄だけでなく髪の洗浄という2つの目的があるわけです。

というわけで、シャンプー剤には主に頭皮と髪の洗浄とケアを目的とした成分が配合されています。

とくに髪を洗った後に気になるのがギシギシしたりする「髪のキシミ」ですね。
髪のきしみを抑えるためにシャンプー剤にはきしみを防いてくれるような成分が配合されていることが多いです。

髪の帯電を防いでくれたり、皮膜を形成してくれたり、毛髪補修効果があったりなどいわゆる髪のコンディショニング成分といわれる成分です。

代表的な髪のコンディショニング成分といえば、

・ポリクオタニウム-10
・ジラウロイルグルタミン酸リシンNa
・ジメチコン
・塩化ヒドロキシプロピルトリモニウムデンプン

などがあります。

他にもたくさんのコンディショニング成分があり、成分によってお肌への刺激等も変わってきます。

顔を身体を洗っていて、眉毛や産毛、体毛のきしみが気になるという人はいないと思いますが、髪の軋みを気にする方はたくさんいらっしゃいます。

シャンプーも化粧品の一つですが、化粧品というのはある程度使用感が良くないと使ってくれる人が増えないので、使用者のことを考えて使用感が良くなるように作られるものです。

シャンプーには洗浄成分の他に髪のコンディショニング成分が含まれていることが多いという特徴があります。

ベビーソープには髪のコンディショニング成分が無添加なケースが多い

シャンプーは元々髪と頭皮の洗浄を目的に作られていますが、ベビーソープは新生児から乳幼児といった赤ちゃんの全身洗浄を目的に作られています。

新生児は髪が生え揃っていないことも多いですし、乳幼児の間はそれほど髪のきしみが気にならないということも多く、赤ちゃんのお肌のことを考え無駄を省きシンプルで低刺激に仕上げられたベビーソープであればあるほど、髪のコンディショニング成分は配合されていないことが多いです。

最近はベビーソープとは別に子供の頭を洗うことを目的にしたベビーシャンプーも増えてきています。

ベビーシャンプーの場合は少し子供が大きくなってきて髪のきしみなどが気になりだしたら使いだつことが多いため、きしみを抑えるための髪のコンディショニング成分が配合されていることが多いです。

脂漏性皮膚炎や頭皮トラブルで悩んでいる場合にベビーソープはおすすめ?

では今回の記事のテーマである脂漏性皮膚炎や頭皮の荒れなどの頭皮トラブルを持つ方にとってベビーソープはおすすめかどうかについて考えたいと思います。

結論からいうと、頭皮をやさしく洗うためだけを考えるのであれば、成分をチェックして低刺激なベビーソープを使うことはおすすめです。

ベビーソープといってもどれもが低刺激と言えるわけではなく、配合成分次第なのでベビーソープを選ぶ際には全成分チェックをした上で選びましょう。

「頭皮をやさしく洗うためだけ」を目的とすればベビーソープはおすすめですが、先程もお伝えしたとおり、低刺激なベビーソープであればあるほど、髪のコンディショニング成分は配合されていないことが多いので、シャンプー代わりに使った際に髪がきしむことがあります。

きしむまでいかなくても、髪のコンディショニング成分が入っていないベビーソープで洗って洗い上がりがしっとりということはないと思った方が良いです。

なので、髪のきしみなどヘアケア効果は求めない、とにかく頭皮をやさしく洗い頭皮トラブルにつながらないことが第一だという方には低刺激ベビーソープがおすすめです。

一方、ベビーシャンプーならシャンプー代わりに最適なんじゃないの?と思いますよね。

確かにそうです。
成分的に低刺激と言える内容のという条件付きですが、確かにベビーシャンプーであれば、頭皮を優しく洗いながらもヘアケアも可能です。

なので、低刺激なベビーシャンプーも脂漏性皮膚炎や頭皮トラブルでお悩みの方におすすめとなります。

ただ、正直なところ、最近は赤ちゃんにも使えるような高品質なシャンプーが発売されています。

もちろん、大人向けに発売されているシャンプーですが、赤ちゃんにも使えるような低刺激な成分を使用し、髪や頭皮をしっかりとケアできるようなシャンプーとなっています。

大人の場合はデスクワークや運動不足などで頭皮の血行が悪くなり、それによって頭皮トラブルにつながることが多いので、頭皮の血行ケアのためのセンブリエキスなど育毛成分が配合されて大人用低刺激シャンプーも多くなっています。

そのため、ベビーシャンプーを使うべきか大人用の低刺激シャンプーを使うべきかは難しいところです。低刺激&頭皮ケア&ヘアケアといった多機能を求めるのであれば大人用の低刺激シャンプーの方が良かったりするかもしれません。

シンプルに頭皮を優しく洗うことが最優先の場合には低刺激なベビーソープが最適かもしれませんね。

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