みなさんは子供に対する「叱る(しかる)」と「諭す(さとす)」の使い分けが出来ていますか?
叱ると諭すは似ているようで全く違うものです。
ですが使い分けが出来ると子供が物事を理解しやすくイヤイヤ期も少しは楽になりますよ。
「叱る(しかる)」とは?
叱る:相手の非をとがめ、きびしく注意する。
goo辞書より
叱るとは厳しく注意する事、コレをすべきタイミングは
①人または自分を傷付けた時
お友達を傷付ける言動を取ってしまった時には厳しく叱りましょう。
1番有効なのは、その場から離れて遊べなくする罰です。
してしまったら一緒に遊べなくなると子供にとっては1番分かりやすい方法です。
②怪我や大事に繋がる可能性のある事をした時
道路や車の近くで遊ぶ、口に飴玉を入れて走る、オモチャや道具を振り回す等遊びの中でもしてしまう事があります。
そんな時は本当に駄目だと言う事を厳しく伝えましょう。
次にしたらもうやらせない等罰を決めるのも有効です。
叱る時は何かをしていても手を止めて、目線を合わせて低い声でゆっくりと本当に駄目な事だと伝えると子供にはちゃんと伝わります。
1回目は怒られたけど2回目は大丈夫だったと思わせない為に同じ事を繰り返しても何度でも伝えましょう。
「諭す(さとす)」とは?
諭す:相手の非を説いて正させようとする。
goo辞書
諭すとは子供に教えてあげる事です。諭すシチュエーションやタイミングは
①ワガママを言う時
「オヤツをもっと食べたい」「寝たくない」等、我を通そうとする時です。
コレは自我が芽生えた証拠なので、子供の意思をねじ伏せたり無視したりするのでは無く、何故もうオヤツはあげれないのか、何故もう寝ないといけないのかを説明してあげなくてはいけません。
なぜなぜ期になると「何で?何で?」の猛攻撃が来ますが、時間が許す限り説明してあげましょう。
②何かを不意に壊してしまった時
コップを転かしてしまった時も同様です。
壊れる事は子供にとってもショックな事、「ママもパパも悲しい」と感情を伝えましょう。
壊れない様に大切に扱う方法を教えたり、壊れない為にはどうすればいいか一緒に考えて答えに導くようにしましょう。
それが危険な行動が絡んでいるなら叱らなければいけませんが、「物はいつかは壊れる物、だけど出来るだけ大切に使おうね」と物を大切にする気持ちを芽生えさせるタイミングになります。
「叱る」、「諭す」感情で生きている女性であるママには難しい事でもあります。
なので家族全員で協力する事が大切です。
「怒っては駄目だ」と頭では分かっていてもやってしまう時もあります。
怒ってしまったら自分を責めずに素直に子供に謝ればいいんです。
そしてそこから、何を伝えたかったのかちゃんと伝えれば大丈夫です。