初めての妊娠だと、わからないことだらけで不安を覚えることもあると思います。
妊娠期間は約10ヶ月と言われていますが、妊婦さんのお腹の中で育つ赤ちゃんは日々成長していきます。
それに合わせてママ自身の体調などにも変化が生じてきます。
今の自分の状態を知り、どんなことに気を付け、どんなことをしておけば良いかの知識を身に付けると不安の軽減にもつながります。
ここでは妊娠2ヶ月頃の妊婦さんの特徴や注意点、やっておくべきことについてご紹介します。
妊娠2ヶ月の妊婦の特徴
生理周期が安定している人は、生理が1週間近く遅れていることで、妊娠2ヶ月のこの時期に妊娠していることに気づく人が多く見られます。
産婦人科で初診を受ける人が多いかと思いますが、ここで胎嚢と心音を確認することができれば、赤ちゃんが順調に成長していることがわかるでしょう。
もしも赤ちゃんの心拍を確認することができ医師から指示があった場合には、母子手帳の交付を受けることになります。
このころの妊婦の特徴としては少しずつつわりなどの初期症状に悩まされる人も多くなってくることでしょう。
おもな症状としてつわりによる吐き気のほかに、眠気やだるさ、頭痛や胸の張りなど妊婦によってさまざまな症状があらわれます。
つわりの中には吐き気を感じるものや、食べていなければ気持ち悪くなってしまうもの、においに敏感になるものなどさまざまで、症状に合わせて対処していくこととなります。
なかには情緒不安定となりイライラしやすくなったり、涙もろくなるなどの心の変化が見られることもあります。
妊娠2ヶ月頃に気を付けたいポイント
妊娠2ヶ月ごろの注意点として、おなかに赤ちゃんがいることに気付いた時点で、すぐにアルコールやたばこはやめるようにしましょう。
たばこは胎盤の働きに影響を与えるといわれていて、早産や低出生体重児などのリスクがあるといわれています。
このころはまだ妊娠が判明したばかりであり、場合によっては安静が必要となるケースもあります。
旅行や激しい運動、重たい荷物を持つなどの体に負担となる行動はなるべく避けるようにしましょう。
またこのころは眠気も強く出やすい時期であるため、車や自転車の運転にも十分な注意が必要です。
それまでは夜型の生活だったという人も、夜遅くまで起きているというような生活リズムの乱れも、体力の低下や風邪の原因につながるので、体にやさしい生活習慣を身につけるよう心がけましょう。
また免疫力が低下しやすくなっているため、睡眠をしっかりとったり、体を冷やさないように気をつけるようにしましょう。
様々な感染症にもかかりやすくなっているため、人込みを避けて行動したり、マスクをするなどの予防も徹底的に行うことが大切です。
やっておくと良いこと!おすすめ
妊娠2カ月のこの時期にやっておくとよいこととして、鉄分と葉酸の摂取が挙げられます。
この時期はつわりに悩まされる人が多いため、思うように食事がとれずやせてしまうという人も多く見られます。
つわりに悩まされている間は、自分が食べたいと思うものを食べられる時に少しずつ摂取することを心がけましょう。
その中でもできる範囲で鉄分と葉酸は摂取しておきたいところです。
葉酸は細胞の生産を促す働きがあるので、赤ちゃんの脳や神経がつくられるこの時期には、必須ともいえる栄養素です。
また赤ちゃんに優先的に鉄分を届ける必要もあるため、妊娠前よりもさらに多くの鉄分が必要となります。
鉄分が不足すると貧血や立ちくらみなどの症状があらわれることがあるため、小松菜やホウレン草、ヒジキなど、鉄分を豊富に含んでいる食べ物を積極的に摂取するように心がけましょう。
たとえつわりで食べられなかったとしても、葉酸や鉄分を摂取することができるタブレットも販売されています。
ラムネのような感覚で口に含んでいられるので気分もすっきりし、しっかり栄養素も摂取できるためおすすめです。