赤ちゃんは新陳代謝が活発なため、夏は特に酸っぱいキツイ臭いがすることがあります。
よく臭う箇所は頭が多いです。頭は髪が生えているので、蒸れやすく、皮脂分泌も多いので、汗をかくと雑菌が繁殖しやすくなります。
夏の我が子の頭から臭ってくる猛烈な匂いを防ぐには正しい洗い方と正しいベビーソープ選びがポイントとなります。
しっかりと汗を洗い流してあげることで汗疹(あせも)対策にも役立ちます。
赤ちゃんの臭い対策におすすめな方法&ベビーソープをご紹介します。
しっかりと洗い残しがないよう隅々まで洗う
しっかりと洗う。洗うことの基本中の基本ですが、意外とできていないことが多いです。
特に赤ちゃんの沐浴の場合だとお母さんやお父さんが洗ってあげることとなり、同じ箇所ばかり洗っていることも多いです。
大人が自分自身を洗う際にはなんとなく、洗い残しがあるかどうかわかるものですが、自分ではない赤ちゃんを洗う際には感覚で分かりづらいので念入りに洗うことが大切です。
また、赤ちゃんではなく、自分で頭や体を洗うことができる年頃の子供の場合も、洗い残しがある場合が多いので、ご両親が仕上げ洗いを行うことで洗い残しを防ぐことができます。
ベビーソープによる洗浄が必要なのは皮脂汚れです。
皮脂分泌が多くなる、頭、Tゾーン(おでこ・眉付近・鼻)、背中などはしっかりベビーソープで洗ってあげましょう。
すすぎ残しは禁物!しっかり洗い流す
ベビーソープを使って赤ちゃんの頭から体まで全身洗ってあげることが臭い対策に欠かせませんが、すすぎ残しによってベビーソープが肌に残ってしまうのも臭いの原因となります。
ベビーソープが肌に残ると肌への刺激になるだけでなく、ベビーソープに含まれる栄養成分を餌に雑菌が繁殖し臭いを発生します。
そのため、しっかりと全身を洗った後には、しっかりと洗い流し、すすぎ残しがないようにしなければなりません。
せっかく全身を洗えていてもすすぎ残しがあれば台無しです。
お肌自体にとっても良くありませんし、すすぎ残しが無いようしっかりと洗い流しましょう。
洗った後はドライヤーで乾かそう
タオルドライまではしていてもドライヤーによる乾燥まではしていない方も多いと思います。
赤ちゃんの場合は毛量が少なく、ドライヤーをするまでもなくすぐ乾いてしまう場合もあり、そういう場合はドライヤーをかける必要はありませんが、成長して髪が生え揃ってきて、乾きが遅くなってきた場合は自然乾燥に任せず、ドライヤーで乾かしてあげることをおすすめします。
なぜなら洗濯物が生乾きになると嫌な匂いがするように、頭も乾くのが遅くなり、濡れた状態が続くと雑菌がどんどん繁殖して臭いを発するようになります。
洗った後はなるべく早く頭を乾かしてあげることを意識しましょう。
夏に最適なベビーソープとは?
夏はたくさん汗をかき、その分、臭いが気になりますよね。
汗は汗疹(あせも)の原因にもなりますので、しっかりと対策しておきたいですね。
みなさんご存じのとおり、汗そのものに臭いはありません。それなのに鼻をつくような酸っぱい匂いを醸し出すのはなぜか?
それは汗だけでなく、皮脂が混ざり、さらに雑菌が繁殖するからです。
この雑菌によって臭いの元が作られています。
なので、夏に子供の頭の臭いが気になるとベビーソープを使って洗いたくなりますね。
ですが、ベビーソープを使った洗浄は一日に何回もするのは良くありません。
理由はベビーソープ自体がお肌への負担となることと、ベビーソープに含まれる界面活性剤によって皮脂だけでなく、お肌の角質層にあるセラミドや天然保湿因子が洗い流されてしまうからです。
そのため、できればベビーソープによる洗浄は1日に一回、夏でも二回以内に抑えたいところです。
ベビーソープによる洗浄を1日1回にして残りはシャワーだけで流すなどが理想的ですが、皮脂が元で発生する臭いはシャワーだけでは落とすことができません。
そのため、ベビーソープで洗いたくなります。
1日2回以上もベビーソープを使って洗ってあげる場合には、使うベビーソープも見直した方が良いでしょう。
しっとりタイプのベビーソープを選ぼう!
何度もベビーソープを使って洗うとお肌が乾燥しやすくなります。
何度も洗ってもお肌を乾燥から守るためにはしっとりタイプのベビーソープを選ぶことがポイントとなります。
しっとり洗い上げるには保湿成分と洗浄成分の種類が重要です。
保湿成分は色々あります。ホホバオイルや馬油といったオイル成分も保湿効果がありますし、セラミドやヒアルロン酸、アミノ酸などにも保湿効果があります。
ただし、保湿にも種類があり、オイル系は皮脂の代わりでお肌の潤いが逃げるのを防ぎ、ヒアルロン酸やアミノ酸、セラミドは潤いを保つ働きがあります。
お肌のバリア機能を担う角質層のセラミドや天然保湿因子をサポートするために、潤いを保ってくれるヒアルロン酸やアミノ酸、PCA-Naといった保湿成分が配合されているベビーソープを選びましょう。
洗浄力が強すぎないベビーソープを選ぼう!
ベビーソープには必ず界面活性剤という皮脂汚れを落とすための成分が配合されています。
これは石鹸だろうと、合成界面活性剤でも同じです。
誤解が多いのでお伝えしておきますが、石鹸も界面活性剤の一種です。
合成界面活性剤には種類がたくさんあり、一つ一つ特徴が異なります。
洗浄力が強く刺激も強い界面活性剤もあれば、穏やかな洗浄力で低刺激な界面活性剤もあります。
ベビーソープは赤ちゃんのデリケートなお肌を洗うことを目的に作られていますので、大人用に比べて穏やかで低刺激な界面活性剤が使用されていることが多いですが、残念ながら全てのベビーソープに当てはまるわけではありません。
そのため、夏の汗をよくかいた日に子供を何度もベビーソープで洗う際には、穏やかな洗浄力&低刺激な界面活性剤が使われているベビーソープを選ぶことが非常に大切です。
洗浄力と汚れ落ちはもちろん比例し、洗浄力が強いと汚れ落ちも良くなり、臭い対策にもなるわけですが、洗浄力が強いベビーソープを1日に何度も使っているとお肌への負担が大きくなるだけでなく、皮脂や角質層の潤いを守っている成分まで流れ出てしまい乾燥肌になってしまいます。
乾燥肌になるとお肌のバリア機能が働かなくなり、様々な肌トラブルの原因となります。
お肌を乾燥させないためにも洗浄力が強いベビーソープではなく、穏やかな洗浄力のベビーソープで洗うようにしましょう。
夏におすすめのベビーソープ10選
では最後に「穏やかな洗浄力」と「低刺激」&「しっとりした洗い上がり」を兼ね備えたおすすめのベビーソープをご紹介します。
①ドルチボーレ ベビーソープ
植物セラミドと呼ばれるコメヌカスフィンゴ糖脂質やヒアルロン酸Na、PCA-Naといった保湿成分が配合されており、話題のミネラルケイ素も配合されたベビーソープです。
水にもこだわり、よくある精製水ではなく、非加熱天然水の「天使の希水」が使われています。
洗浄成分もアミノ酸系やベタイン系の穏やかな洗浄力で低刺激な成分が使われていますので、やさしく洗うことができます。
口コミでも洗い上がりのしっとり感を挙げている声が多く、我が子の肌トラブルにお悩みのママ・パパたちに支持されています。
②ぬくもり泡シャンプー
葉酸やビオチンといったビタミン成分配合でベタイン系&アミノ酸系界面活性剤使用の穏やかな洗浄力で低刺激なベビーソープです。
お肌だけというより、髪の洗浄も目的としたベビーシャンプーよりのベビーソープであるため、髪のコンディショニング成分が配合されています。
洗浄成分以外の配合されている成分も赤ちゃんのお肌への負担を考慮し刺激の強い成分が無添加となっています。
③ママ&キッズ ベビー全身シャンプーフレイチェ
ママの胎内環境をお手本にしたというコンセプト通り、アミノ酸やスーパーヒアルロン酸、セラミドなどの保湿成分が配合されていてしっとりとした洗い上がりを実現。
アミノ酸系界面活性剤配合でお肌をやさしく穏やかに洗います。
産院で使われたりと人気&知名度も高い保湿力重視のベビーソープです。
④エトヴォス ベビーソープ
浸透型ヒアルロン酸や複数のアミノ酸が配合されたしっとりタイプのベビーソープです。
洗浄成分もアミノ酸系がメインとなっており、やさしく穏やかな洗浄力で洗えます。
洗浄成分と保湿成分以外の成分もお肌へのやさしさが考慮された構成となっています。
⑤ピジョン 全身泡ソープ
赤ちゃんがママのお腹の中にいる時に赤ちゃんの身体を覆っている胎脂をイメージしており、セラミドやイソステアリン酸コレステリルが配合されています。
洗浄成分もベタイン系やタウリン系、アミノ酸系といった界面活性剤が使われていますので、穏やかな洗浄力でやさしく洗うことができるベビーソープとなっています。
⑥メディスキンベビー ナチュラル ベビーソープ
友利新さんプロデュースのベビー予防スキンケアというコンセプトで作られたベビーソープ。
しっとりというほどの保湿力はないものの、シンプルな成分構成でお肌に優しいベビーソープとなっています。
洗浄成分は石鹸なので洗浄力は強めですが、やさしく洗えるという点でおすすめです。
⑦ミルふわ 全身ベビーソープ 泡タイプ
赤ちゃんのミルクで有名なメーカーが母乳をイメージというコンセプトで作ったベビーソープです。
セラミド、オリゴ糖、リン脂質、イノシトール配合でしっとりと洗い上げます。
洗浄成分もベタイン系やアミノ酸系の穏やかでやさしい洗浄成分が使われています。
⑧しみずの無添加ボディソープ
ビタミン成分のビオチン配合のボディソープです。
アトピーの肌はセラミドが少ないとされており、ビオチンはセラミドの生成を促すとされています。
セラミドや植物オイル成分配合でしっとりとした洗い上がりです。
ベタイン系やアミノ酸系の界面活性剤使用でやさしく穏やかな洗浄力です。
⑨ロゴナ ベビーボディ&ヘアシャンプー
海外ナチュラルコスメの有名なブランドがロゴナです。
オーガニックにこだわり、保湿成分のトウキンセンカエキスが配合されています。保湿力は少し物足りないものの洗浄成分にはグルコシド系やアミノ酸系の界面活性剤が使用されているので、やさしく穏やかな洗浄力のベビーソープとなっています。
⑩アロベビー ベビーソープ
国産オーガニックにこだわり、雑誌や有名人ブログでも紹介されることの多いベビーソープです。
保湿成分はそれほど多く配合されていませんが、グルコシド系やアミノ酸系の界面活性剤が配合されており、お肌を優しくマイルドな洗浄力で洗うことができます。