褒める子育ては子供を成長させるメリットがあります。
褒めるところが見つからない、または褒めているつもりでもうまくいかないというママは褒め方に注目してみましょう。
ただやみくもに褒めるだけでは、効果がないどころか逆効果にもなりかねません。
上手に褒めることで子供にどんなメリットがある?
良い褒め方のバランスは褒めるが7叱るが3がきちんと成長を促すと言われています。
褒めるが7は多いと思いましたが、いかがでしょう。
アンケートを見ると叱る方が多いですね。
(褒めることと叱ることの割合は?)
・叱ってばかり 11%
・叱ることの方がまあ多い 44%
・同じくらい 26%
・褒めることの方がまあ多い 13%
・褒めることの方が断然多い 5%
参照元:https://benesse.jp/kyouiku/200602/20060208-1.html
褒めるイコール甘やかすといったイメージがあるからかもしれません。
でも褒め方のコツをつかめば、メリットはたくさんあります。
・子供のやる気を引き出す
・自己肯定感を育む
・自信がつく
メリットもありますが、一方で間違った褒め方をすれば逆効果になることもあるので、注意が必要です。
良い褒め方のコツをご紹介
どんな褒め方をすれば子供のやる気を引き出したり、成長につながるのでしょう。
能力や結果ではなく努力を褒める
例えばテストで100点取れたら、褒める親が多いでしょう。
ただし結果は本人が努力しなければ、出てこない当然の結果です。
100点を取ったことだけにフォーカスせず、頑張った経緯を褒めてあげましょう。
気持ちを伝える褒め方
何かお手伝いしてくれた時、ただえらいねというよりもママ助かったわ、など気持ちを伝えるようにしてみましょう。
子供が親の役に立つという感じることは、自尊感情を大切にしたり、自分の居場所を感じられることにも繋がります。
年齢に合わせた褒め方
1歳児ではできなかったことが、1人でできたという成功体験を積む大切な時期です。
まだ言葉でコミュニケーションできないため、大げさに褒めてかまいません。
2、3歳はイヤイヤ期ですから褒めにくい時期でもあります。
この時期は子供の分かって欲しかった、という部分に着目し「こうしたかったんだね」と気持ちを汲んであげましょう。
褒めることが少なくても、認める子育てをすることで自己肯定感が育まれます。
NGな褒め方はこんな褒め方
一方やってはいけない褒め方もあります。
・他の子供と比較して褒める
・努力を褒めず結果や能力だけ褒める
・親が望んだ行動だけを褒める
・子どもをコントロールしようと褒める
自己肯定感は子供が、ありのままの自分を大切にできる心です。
ですが結果だけに焦点をあてて褒めれば、駄目な時の自分を許すことができなくなります。
上記のような褒め方は、親や他人の評価と自分を常に比べる考え方になります。
他者ではなく、過去の自分と比べてどれだけ成長したかという考え方が大切ですよね。
叱る時はきちんと叱ることも大事
褒める子育ては大切ですが、何をしても褒めれば良いものではありません。
失敗しても努力を褒める必要はありますが、叱らなければならないこともあります。
「褒め育てをする=叱ってはいけない」ということではないですよね。
・自分を傷つける
・他人を傷つける
・命にかかわること
この3点はしっかりと叱りましょう。
叱る時はその瞬間、短い言葉で叱ることが大事です。
子供の気持ちを認めて自己肯定感を育もう
まだ褒め方が良く分からないというママもいるでしょう。
まずは子供のいった言葉や、伝えてきた気持ちをそっくりそのまま子供に言ってみましょう。
例えば、「絵をかくの頑張った」と言えば「絵を描くの頑張ったね」です。
「転んで痛かった」なら「転んで痛かったね」など復唱するだけで子供は十分満足します。
コツさえつかめば簡単な褒め育てで、自己肯定感を育みましょう。