性への関心の高さは子どもによって違いますし、年齢差がありますがいつ教えたら良いのでしょうか。
性教育には、どんな教え方があるのかについてもご紹介します。
他のご家庭では性教育はしているの?
性教育を子どもに行ったことがあるかのアンケート結果です。
ある 13人
ない 37人
参照元:https://xn--eckp2g722u9ofgm8b.com/survey/have-you-done-sex-education/
■子どもが何歳の時に性教育をしましたか?
3歳 1人
4歳 1人
5歳 1人
6歳 2人
7歳 1人
8歳 0人
9歳 0人
10歳 3人
11歳 3人
12歳 1人
参照元:https://xn--eckp2g722u9ofgm8b.com/survey/have-you-done-sex-education/
性教育をした年齢にはかなりばらつきが感じまれます。
性教育とはどんなもの?
大人が性教育と聞くと、性行為や自慰行為のノウハウや避妊の方法などと直感的に考えてしまいます。
でも実際には男性と女性の違いを教えたり、性器が大切な部位であるなどと教えることからすでに性教育は始まっています。
そう考えると実は性教育をしている自覚が無くても、実際には赤ちゃんの頃から無意識に性教育をしているとも言えます。
乳幼児期の性教育
赤ちゃんの頃から実は、性教育は始まっているとも考えられます。
例えばおむつ替えの時に、「キレイキレイしようね」と言いながら拭いてあげます。
赤ちゃんはそのことから、性器は大切な部位なんだということを教わります。
言葉が発達すると、自分の性器や家族の性器のことを聞いてくることもあります。
子どもが興味を持ったら性教育のチャンスですので、変に口ごもって隠したりせずに、しっかり答えられるように用意しておきましょう。
でも教育だから勉強と堅苦しく考えることはありません。
男の子と女の子の違いを教えたり、大人との違いを分かりやすく教えてあげれば良いのです。
小学校低学年の性教育
早い子では「〇〇君が好き」などと性の対象への興味を自然に抱く子も出てきます。
かなり個人差があるので、興味が出てきたら「人間も他の哺乳類と一緒なんだよ」などと教えましょう。
大切なのは「パパとママが、あなたをとても欲しいと思ったんだよ」と伝えてあげることです。
自分はかけがえのない存在であるということを、しっかり教えてあげましょう。
小学校中高学年の性教育
中高学年になると女の子は初潮があり、学校でも性教育の場が持たれます。
思春期で接し方も難しい年齢ですが、生理や精通などについて教えていく時期です。
最近はイラスト入りの分かりやすい性教育の本なども販売されています。
日本人は親も子も恥ずかしがり屋の方も多いので、本を買ってあげる方法もあります。
親に教えてもらうのが恥ずかしいことでも、本棚に置いておくとこっそり一人で読んでいることも。
女の子の初潮より男の子の精通は1~2年遅めです。
「生理が来たから大変ね」とネガティブな発想はタブーで、喜ばしいこととお祝いしてあげましょう。
精通も男の子が大人になる階段を上がっている証拠なので、喜んであげたりお祝いしても良い事柄です。
中高生の性教育
異性への関心が強まり、男女交際を始める子も増えて行きます。
セックスをすることで妊娠をすることや、望まない妊娠では中絶をしなければならないことなども教える必要があります。
成人して結婚できるようになる前に妊娠するとどんなデメリットがあるのか、女性が中絶をするリスクや心に負う傷のことも教えなくてはなりません。
日本は性教育後進国と呼ばれることも多いですが、諸外国では避妊具を買い与えて妊娠しないように指導する学校や家庭も多いです。
タブー視せずに家庭内ではオープンに
タブー視して性のことはなにも話さないようにすると、性に関心を持ったり性行為をすることは悪いことだと印象を与えてしまいます。
「そんな変な事聞かないで!」などと、突っぱねたりするのはNGです。
話してはいけないことだと印象付けてしまうと、性は人に言えない悪いこととかいやらしいことと感じてしまいます。
恥ずかしいことだと思ったり、親にばれたら大変だと隠すようになります。
なるべく性のことは家庭内でオープンにして、なんでも話せるような関係性を幼少期から作っておきたいものです。
精通や初潮が来た時に、恥ずかしがって親に言えないような関係性ではなく、オープンに話せるようにしておくべきです。
何事も話せる関係性を築いてしっかり性教育して行くことで、性暴力の加害者になったりするリスクも減らすことができるでしょう。
性教育を単なるノウハウを教えることと考えずに、心の成長と共に生活を豊かにしていくつもりで教えて行きましょう。