ベビーソープの腐りやすさ
ベビーソープの中でも固形タイプを除いて液体・泡タイプのベビーソープのほとんどは水でできています。
水は腐ります。
そして、ベビーソープに配合されている美容成分(保湿成分や植物エキス等)も腐ります。
つまり、ベビーソープは腐りやすいか腐りにくいかでいいますと腐りやすいといえます。
ベビーソープを腐りにくくするために防腐剤が使用されます。
防腐剤の代表的な成分がパラベン・安息香酸・フェノキシエタノールです。
化粧品の90%以上はこの3つのどれか、または複数の防腐剤を使用しているといって過言ではありません。
パラベンと安息香酸は旧表示指定成分です。そのため、パラベンフリーと安息香酸フリーの場合にフェノキシエタノールが使用されることが多いのです。
防腐剤はお肌に悪くないの?と思われる方もいらっしゃると思いますが、肌にとって良いか悪いかでいうならばもちろん悪いでしょう。
ですが、ベビーソープがもし腐るとその中身には雑菌が繁殖している状態です。臭いも色も変化します。そんな腐った状態のベビーソープを使うことを考えると防腐剤入りの方が良いと言えるかもしれません。
一番ベストなのは、雑菌などさえ入らなければ腐ることのないように最低限の防腐効果を持たすことではないでしょうか?
腐らせない為の工夫
防腐剤は無添加でも防腐効果のある他の成分を配合することによってある程度の防腐効果を生み出しているケースもあります。
最低限の防腐効果があれば、あとは腐らせない為に気を付けましょう。
気を付ける点としては、
・湿気の多い場所に置かない
・ポンプ部分を開け閉めしない
・できる限り詰替え用は使用しない
・中身が少なくなってきても水などを足さない
ということが挙げられます。
腐る原因となる雑菌の好むような環境や雑菌が入りやすくなる機会を作らないように気を付けるということです。
基本的にベビーソープなどの化粧品は製造から未開封未使用状態で使用期限が3年以上となっています。開封するともちろんもっと早くなりますし、使用期間が長くなればなるほど腐る可能性も高くなりますので、開封後は早めに使い切ることも大切ですね。