赤ちゃんのうちは、長時間の抱っこで手首の関節痛や肩こりが抜けません。
成長して歩けるようになっても、自分よりも小さい子と遊んだりお散歩するのは大変です。
さらに家事をするのですから、育児中は全身が痛くなるというママも多いでしょう。
ですが育児も家事も休みはありませんから、早めに対策を行って体への負担を軽減してください。
育児が始まってからの変化
育児中に体の痛みを感じることが多くなったというママは、特にどの部分に負担を感じているのでしょうか。
・腰 89%
・肩 88%
・背中 76%
参照元:https://woman.excite.co.jp/article/child/rid_Doctorsme_5989/
このように、上半身に負担を感じている方は約90%にのぼります。
そして育児が始まってから、体や生活の変化を感じるというママは少なくありません。
では、出産前と出産後はどのような変化があるのでしょうか。
・前かがみになることが増えた 89%
・重い荷物を持つことが増えた 89%
・体全体に負担を感じることが増えた 91%
参照元:https://woman.excite.co.jp/article/child/rid_Doctorsme_5989/
独身時代とはまったく違う負担が増えることが、肩こりや関節痛の原因になっているようです。
体の痛みは育児の負担になる
体力勝負の育児は、健康第一です。
ですので、体の痛みが続いている状態では育児が負担になってしまいます。
■体の痛みで子育てが辛いと感じることがある?
はい 74%
いいえ 26%
参照元:https://woman.excite.co.jp/article/child/rid_Doctorsme_5989/
半数以上のママが、体の痛みのせいで育児が辛いと感じているのですね。
だからこそ、痛みへの対策はすぐに行う必要があると言えます。
ストレッチで血行促進
肩こりの解消法としてはマッサージが即効性があります。
しかし、育児中に整体やマッサージ店に行く時間を作るのは難しいですし、効果は一時的なので解決にはなりません。
それより血行を促進してコリをほぐす方が効果的な対策になります。
肩こりは、両手を大きく広げて肩からゆっくり回したり、両手を合わせて上に向かって伸びると楽になります。
また首を張りを感じなくなるまで前後左右にストレッチすると、肩こり緩和に効果的です。
ストレッチは育児中でも手軽にできるので、痛みを感じたらすぐに実践してください。
関節痛への対策方法
関節痛は神経の炎症などで起こるので、抱っこや重たいものを持たないようにするのが対策方法になります。
ですが、関節痛だからといって育児中に抱っこや買い物をしないのは現実的ではありませんね。
ですのでできるだけ抱っこをしない、重たいものを持たないというのが唯一の対策で、あとは自然に治るのを待つしかありません。
しかしどうしても辛いようであれば、整形外科などで治療しましょう。
私は整形外科で痛み止め、抗炎症作用のある注射を週に3回ほど打って乗り切りました。
今できるケアを実践する
育児は24時間ですが、朝起きてから眠るまでを1日と区切り、その日の疲れはその日に取ることを心がけましょう。
もちろん、ゆっくり入浴したり寝る前にメンテナンスをする暇はありません。
ですが、寝る前に睡眠の邪魔にならないヒーリングミュージックを聴いたり、寝転がったまま伸びをするだけでも構いません。
女性の体の疲れや痛みは、自律神経も関わっています。
安らげる音楽や伸びで張りを和らげると、自律神経も整うので痛みの緩和につながります。
どんなことでも、自分が心地よくなることを一つできれば、疲れを解消する効果が期待できます。
積み重ねることで体への負担を減らせるので、できることから始めてみてください。
早めの対策で育児を楽に
育児中は、どうしても自分のことが後回しになってしまいますし、自由な時間もないので体のケアができません。
そのため痛みを感じても、ついそのままにしてしまうママが多いのですね。
ですが育児中は体に大きな負担がかかりますから、肩こりや関節痛への対策は早めにしておくのが正解です。
負担がかかることでストレスが溜まると、楽しいはずの育児が辛くなってしまいます。
育児はいつか終わるのですから、少しでも楽しい時間を多くするために、自分のケアもしっかり行っていきましょう。