育児中のママは周囲から見たら、家族に囲まれてとても幸せそうに見えるものです。
でも意外と本人は孤独を感じていたりすることもあります。
どういうときに孤独を感じるのか、対処法はどんな感じが良いかをご紹介します。
ホルモンバランスの変化
産後どのくらいでマタニティブルーになったかのアンケート結果についてご紹介します。(複数回答可)
1カ月~6カ月後 45%
1日~15日後 43%
16日~31日後 36%
7カ月~11か月後 11%
1年後以降 7%
参照元:https://www.combibaby.com/c/1613/?question_word=29f3476a75c631fc690d434ce47063b9
特に産後すぐから半年後くらいまでは、特に不安定になるママさんも多いことが分かります。
このように精神的に不安定だった時期があることを、多くのママさんが自覚しています。
私自身も産後は赤ちゃんと別室だったために孤独を感じて、血圧を測りに来た看護師さんが血圧の急上昇に驚いたことがありました。
いつもは冷静に考えられることも、産後のタイミングでは、ネガティブになったりイライラしてしまうこともあります。
人付き合いの変化
子供が生まれる前や独身の頃は、好きなお友達を選んで、自由に遊びに行っていた方が多いと思います。
仕事帰りに女子会や飲み会に参加したりしていましたよね。
週末は気の合う女友達と映画を見たり、ショッピングをして楽しんでいたかも知れません。
でも子供が生まれると育児中心の生活に変化するタイミングで、独身の頃の人付き合いとは人間関係が変化します。
ご近所づきあいや子どもを介して知り合うママ友は、自分が嫌われたら子どもにも影響が及ぶと考えてしまいがちです。
すると思うようにふるまえずに、お付き合いが逆にストレスになることもあります。
社会との関わりが少なくなる
今まではバリバリ仕事をこなしていたのに、毎日部屋の中で赤ちゃんのお世話をすることになるママさんも多いですよね。
たまに仕事の同僚と連絡を取り合ったりしても、幸せなはずなのになぜか逆に疎外感を感じてしまいます。
現役で仕事をこなす同僚がとてもまぶしく感じて、自分は社会の役に立てていないと感じてしまいがちです。
自分が独身だった頃は、結婚退職をして子育てしている友達がうらやましく感じる、隣の芝生は青く見える現象です。
夫や家族の理解の無さ
日本人男性は特に家事や子育ては夫婦で協力してやるというより、手伝うという感覚しか無い男性も多いですよね。
最近の旦那さんは子育てをするのが嫌で、残業が無くてもわざと寄り道をして時間を潰して帰ってくる方も多いと聞きます。
仕事で疲れているのにおむつを替えるのが嫌だったり、子どもと遊んであげることが面倒に感じるのかも知れません。
また1日中一人でいるママは、パパに話を聞いて欲しいですよね。
でも「疲れているからまた今度」と言って、なかなか聞いてくれなかったりするとがっかりして孤独を感じてしまいます。
育児が思った通りに行かないとき
結婚当初や妊娠中には、子どもはたくさん才能を伸ばして優れた子に育てたいなど高い志を持っている女性も多いです。
でも思い通りにいかないのが子育てで、イメージ通りに子どもが成長しなかったときに周りから取り残されたような気持ちになります。
特に最近は、こんな優秀な子どもを育てた母親は偉いとテレビで称賛されていることも多いですよね。
イメージと現実の違いを感じたタイミングで、自分は頑張っていないのだろうかと自信を失ってしまうことがあります。
孤独を感じたときの対処法
多くの場合、自分の時間を持って気分転換をすると気持ちがリフレッシュされます。
問題自体はそう変化が無くても、頑張っていける自信が湧いてくることも多いです。
・子どもを旦那さんや親に預けて出かける
・たっぷり睡眠をとる
・映画鑑賞やショッピングなど独身の頃にしていた趣味を再開させる
・友達と電話をして会話を楽しむ
・カラオケやスポーツなどでストレス発散する
・完璧を目指すのをやめて家事を少しさぼってみる
今までよりも1日の間にこなさなくてはならないことが増えて、心身ともに疲労している場合が多いです。
仕事はタイムカードを押して会社を出れば済みますが、家事や子育ては24時間心が休まることがありません。
ですからママも休んで良いんだと考えて、時々は誰かに任せたりちょっと手抜きをしてみましょう。
気楽にやれば良いと考えを変えただけでも、ずいぶん楽になるはずです。
・幼児教室などで子どもと一緒に出掛ける機会を増やす
・児童館や公園などでママ友を作る
ママの性格にもよりますが、同じような年齢のお子さんのいるママさんとお友達になりましょう。
人は何らかのグループに属していると安心感が湧きますし、本当に共感しあえるお友達もできる可能性もあります。
・子どもを理想に当てはめて考えずあるがままを受け止める
・自分は頑張っていると認めて1日1回自分自身のことを声に出して褒める
亭主関白な旦那さんの場合など、ママはどんなに頑張っても褒めてもらえない場合もあります。
すると自意識が低下して、「どうせ自分なんて」と考えてしまいがちです。
自意識が低くなっているママさんは、些細な事でも良いので時間を決めて意識的に自分を褒めましょう。
「今日もパパのお弁当をつくれて偉かったね」、「今日は疲れてたけど公園に赤ちゃんを連れて行って頑張ったね」などという具合です。
自分で自分を褒めることで、自己肯定感がアップして孤独を感じることが少なくなります。
いずれ子どもが成長すると「ママは頑張って偉いね、大好き」などと褒めてくれることも増えていきます。
まだしゃべれない赤ちゃんの面倒を見ている頃が、一番孤独ですよね。
子どもとコミュニケーションを取れるようになるまで、もう一息頑張りましょう。