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本当に危険?成分の発ガン性や催奇性等についての考え方

皆さんは「ある成分に発がん性の疑いが!」といったニュースを見たらどう思いますか?

多くの方はその成分が入っている食べ物や化粧品は避けたいと考えると思います。
その考え方はごくごく自然だと思います。

ここはあえて少し冷静になって欲しいのですが、
実は発癌性や催奇性などの疑いがあるような成分ってたくさんあります。

まだ実験されていない成分などを含めるとどのくらいあるのかわかりません。

ですが、毒性のあるなしでいうと全ての成分に毒性があるとも言えます。

水も毎日飲まないといけないものですが、飲み過ぎると死にます。
塩も生命活動に必要ですが、摂りすぎると死にます。
砂糖も生命活動に必要ですが、摂りすぎは病気の元です。
酸素がないと人は死にますが、濃度や気圧などの条件によっても死に至ります。

危険性の判断で大事なのは「量」

つまり、どんなものも適量というものがあり、
安全な範囲内で使うと安全、それ以外だと危険ということになります。

大切なことは「量」です。

毒薬とか劇薬というのは
体重1kg当たり例えば30mgを経口摂取した際に急性毒性があるものが毒薬だったり、
体重1kg当たり例えば300mgを経口摂取した際に急性毒性があるものが劇薬と呼ばれたりしています。

1kgで30mgということは仮に50kgの人間なら1500mg、つまり1.5gといった少量で毒性があるということです。

実験内容を人間に置き換えてみる

大切なことは、ある成分に発がん性や催奇性の疑いがある場合には、
どんな実験対象なのか(人で証明されたのか、マウスやラットなのか)、
そして内容を確認することが大切です。

例えばよくあるマウスでの実験なら、1kg当たり何mgを飲ませたのか、皮膚に塗ったのか、それをどのくらいの期間続けたのかなどを確認し、人間に換算した際にどのような状態なのかを考えれば良いと思います。

よくあるのが、マウスの実験で発ガン性や催奇性などが見られたという場合、人間に置き換えると通常ではありえないほどの量を数年とか塗り続けないといけないといった内容です。

実際に人に影響が出るほどの量がどのくらいかもわからず、マウス実験による発ガン性や催奇性が認められたという結果だけで過剰に反応するのはちょっといき過ぎではないでしょうか?

それでも少量なら一切発ガン性や催奇性はないかというと断定はできないので、1%でも可能性があるのなら避けたいというのであれば、そういった成分が配合されている化粧品や食品を避ける選択をされると良いと思います。

ただし、日本の規制は諸外国の規制よりも緩いとされていたりし、海外では使用禁止の成分が日本では全く規制なしに使われているといったこともあります。もちろん海外では大丈夫で日本では禁止の成分というのもありますが。

つまり、今危険視されている成分はあくまでも氷山の一角で、量を無視した議論だと危険となるような成分は山程あると考えた方が良いです。

ネット上で参考として挙げられている格言に
「すべての物質は有害であり、毒と薬を区別するのは量である」という昔の外国のお医者さんの言葉があります。

要するに、どんなものであっても量を摂りすぎると良くないということです。

アロマオイルは植物から抽出されたオイルですが、種類によっては絶対に原液を直接肌につけないでください!と注意があったりしますので、やはり大丈夫か危険かを分けるのは量なのでしょう。

発ガン性などの疑いのある成分が入っている化粧品は世の中に腐るほどあります。

もちろん、敏感肌向けや無添加、オーガニックなどを謳っている会社の化粧品にも使われていることはあります。

自然派や無添加を謳っている化粧品メーカーなのに危険な成分が入っているの?と思われるかもしれませんが、こだわりを持って作っている会社であれば、なるべくお肌に低刺激な成分を選び、危険のない範囲の用量で使っているので必要以上に恐れる必要はありません。

今の世の中はオーガニックやボタニカルなどが流行っていますが、植物由来なら大丈夫なのでしょうか?

量を無視するなら、コーヒー酸という発ガン性の疑いがある成分は全ての植物内に存在しているようなので、全ての植物は発ガン性があり、植物由来の成分も抽出方法などによっては危険ということにならないでしょうか?

ちなみに、化粧品に使われる成分の中では
下記の成分が国際がん研究機関(IARC)では

酸化チタン ※グループ2B(ヒトに対する発癌性が疑われる)
DEA ※グループ3(ヒトに対する発癌性が分類できない)
TEA ※グループ3(ヒトに対する発癌性が分類できない)
タルク ※グループ3(ヒトに対する発癌性が分類できない)

がリストに入っています。

さらに余談ですが、
グループ2Bにはコーヒー酸、グループ3には天然のカラギーナン(多糖類)、塩素消毒した飲料水、リモネン(レモンなど柑橘類に含まれる成分)、サッカリン(人工甘味料)、セレン(元素)、豊胸用シリコーン、外科インプラント、ビタミンK、コーヒー、マテ茶、茶といった割と身近なものも入っています。

もちろんベビーソープなどに使用する成分は70%ぐらいが水なので少量しか配合されませんが、その中でも特に毒性の低い成分を厳選して頂いた方が安心ではありますね。

最終的な判断はもちろん使う方次第です。

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