SNSは気軽で、つい簡単に色んなことを投稿してしまいます。
しかし思わぬ危険性を招くこともあるので、使い方には十分に注意しましょう。
■子育て世帯667人に対するSNS利用状況アンケート
子育て世帯で使っているSNSを教えてください。(複数回答可)
LINE(ライン) 93.7%
Facebook(フェイスブック) 54.4%
Twitter(ツイッター) 30.7%
Instagram(インスタグラム) 40.3%
mixi(ミクシー) 9.4%
その他 0.4%
何も利用していない 4.3%
LINEは、ほとんどの子育て世帯で利用されていて、Facebookも半数以上のご家庭で使っていることが分かります。
ほとんどのご家庭でSNSが利用されているという結果が分かります。
SNSを利用することはリスクもある
気軽に使えるSNSですが、使い方によってはとても危険な場合もあります。
例えばTwitterで友達だけにメッセージをつぶやいたつもりでも、多くの人に拡散されて炎上するなんてことも起こります。
数年前に頻繁に話題になったのは、有名人が来店したお店の従業員が、Twitterで情報をつぶやいたことが拡散されて炎上したことです。
ママ友くらいしか見ていないと気軽な気持ちで、個人情報や写真などを投稿してしまうと思わぬ惨事を招くこともあります。
ニュースになっている人なんて、自分にはまるで関係ないと思っている方がほとんどだと思います。
しかし使い方によっては、とてもリスクがあることを忘れないようにしましょう。
住所などの個人情報が特定されることも
例えばInstagramの画像投稿で、自分の個人情報を知らず知らずのうちに教えてしまっていることもあります。
「うちの前で撮りました」という写真に写っていた電柱に、住所が記されていたなどのケースです。
「近所の美味しいスイーツ店で美味しいケーキを買いました」という投稿でも、自宅を特定されてしまう場合もあるでしょう。
ネットストーカーが嫌がらせをしてくるケースもありますので注意が必要です。
またGPS機能が付いたスマホでは、設定によって撮影した写真の位置情報が分かってしまうことがあります。
位置情報が付いた写真を掲載しないように設定にも注意が必要です。
赤ちゃんの写真を投稿しない
芸能人でもないから子どもの写真なんて悪用されるわけがないと思っているママさんも少なくありません。
SNSにアップした写真は、簡単にコピーして無断で使うことができてしまいます。
例えば悪質な商品を売っているサイトの、利用者の声などに無断で使われてしまうかも知れません。
「私の赤ちゃん可愛いでしょ」などと、他人が自分の子どもを利用している可能性も考えられます。
そのようなデジタル誘拐から本当の誘拐に発展する可能性も考えられます。
例えば遊んでいる公園を特定されたり、通っている幼稚園や保育所を特定されて本当に誘拐されてしまう可能性もあります。
可愛いから見て欲しいと思って載せた子どもの画像が、どんなことに悪用されてしまうか分からないのです。
転用されたくないと思えば、顔をモザイク処理するなどしてもやり過ぎではありません。
リアルタイムでの家族旅行の投稿も危険
「4泊6日!お正月は家族旅行でハワイにいます!」なんて、楽し気な写真を投稿したくなりますよね。
でもリアルタイムで旅行に行っていると多くの人に伝えることで、自宅は空っぽなんだと言っているようなものです。
泥棒や空き巣からしてみれば、SNSはとても便利なツールと化してしまいます。
投稿するにしても自宅に戻ってからにした方が良いでしょう。
また「引っ越しました」とか「部屋の模様替えをしました」などの写真投稿もリスクが高いです。
特にブランド品を持ってるアピールとか、高級品持ってますアピールは思わぬ惨事を招きます。
子どもがいる家庭では、自宅に人がいるとしても子どもと女性だけと公開していることになります。
ママの幸せアピールも良いですが、誰から恨まれているか分かりませんし、掲載する写真は特に注意が必要です。