子育てをしていて、ああすれば良かったと思うことは、おそらくどんな親でもあるのではないでしょうか。
みなさんはどのようなことに間違っていた、後悔を感じているのか探ってみました。
子育てで後悔している割合と内容について
子育てで後悔していることはあるかどうかのアンケート結果をご紹介します。
たくさんある 28.9%
少しある 56.9%
ほとんどない 12.9%
まったくない 1.3%
参照元:https://benesse.jp/kyouiku/201208/20120809-3.html
たくさんある方と少しある方も含めると8割以上の方は後悔があると考えています。
では、具体的にどんなことに後悔を感じているのでしょうか。(複数回答可)
生活面 45.3%
学習・勉強面 32.03%
性格・行動様式 31.23%
対人スキル 26.33%
運動・体育 24.13%
マナー 22.83%
言葉遣い 20.33%
音楽・芸術面 11.23%
体や健康面 9.63%
参照元:https://benesse.jp/kyouiku/201208/20120809-3.html
生活面や学習面においての後悔が最も多く、性格や対人スキルなどでの後悔もかなりの割合を占めています。
スキルが不足していることで、将来的に苦労するだろうと感じている親が多いです。
しつけを厳しくし過ぎても反動がある
例えばスナック菓子や甘いお菓子を食べさせないように厳しくしつけると、恥ずかしい思いをすることもあります。
大勢で集まる機会があった場合に、スナック菓子が珍しすぎて食べ終わった後、袋まで舐めてしまったお子さんに恥ずかしい思いをしたママもいます。
別のご家庭では大学入学時に一人暮らしを始めて、好き勝手に食べられるようになった反動で、毎日好きなものをむさぼるように食べた例もあります。
子どもの頃に全く食べさせてもらえなかったポテトチップスとチョコレートをたらふく食べて、夏休みに帰省した時に20キロも太っていたなんてことも実際にあります。
またあれこれこと細かく口出しし過ぎると、人の顔色ばかりうかがって神経質な人間に育ってしまうこともあるでしょう。
飴とムチではありませんが、何事もほどほどにしておいた方が良い場合も多いのです。
きつく叱り過ぎてしまう
親も人間ですから、つい感情的になって怒り過ぎてしまうこともあります。
後から叱り過ぎたと反省したなら、子どもにしっかりと「ごめんね」を伝えるようにしましょう。
子は親の鏡ですから、親が素直に謝る姿勢を見せれば、子どももそれを真似するようになります。
親が子どもをけなすようになれば、子どももお友達をけなしたり、大人になってまた自分の子をけなす繰り返しです。
厳しくしているならその分、しっかりと愛情表現をしてあげるのが大切です。
ハグをしたり、何か良い部分を見つけて褒めてあげましょう。
劣等感が強く自意識が低い人よりも、自己肯定感が高いと幸せな人生を送っていくことができます。
人より優れた取り柄があるかないかに関係なく、家族に愛されれば自分を好きだと思える人生を送ることができてハッピーになれます。
手をかけ過ぎても裏目に出ることも
子供が可愛いと、つい何でも手を出してしまうことがあります。
失敗したら可哀そうだと思って、先回りをして何でもやってあげると、子どもの能力が育たない結果につながります。
例えば包丁で指を切ったら大変なので、使い方を全く教えずに育てた結果、何も作れなくなってしまう場合があります。
片付けは全部やってあげていたので、部屋を片付けられない大人になってしまったなどのケースも多いようです。
子どもは自分で苦労しながらスキルアップもできる
大人になってから苦労するよりも、小さいうちからしっかりした方向性を示してあげたいと思うのが親心です。
でも苦労はしますが自分で気が付いて苦手なことを克服して、スキルアップしていける場合も多いです。
子供は親の背中を見て育ちますので、あれこれ言う前に行動で示すという方法もあります。
父親が家族のために仕事をしっかりしていたり、母親がしっかり家事をこなしているのを感じて成長しています。
逆に親ができないことを子どもにやれと言っても、子どもの心にしっかりと届きません。
親が見本になってしっかりした生活をしていけば、子供もそれを見てしっかり育つ場合も多いです。