アレルギーで、給食を食べた子が亡くなった事故がありましたね。
最近増えてきているアレルギーですが、自分の子は大丈夫なのか心配するママも多いでしょう。
アレルギー検査には様々な検査内容があり、子どもに応じた検査が必要だそうです。
目次
増えてきている子どものアレルギー
文部科学省の調査によると、アレルギーの子どもの割合が2倍に増加していると発表されました。
・2004年度は児童全体の2.6%
・2013年度は児童全体の4.5%
参照元:https://benesse.jp/kyouiku/201402/20140213-2.html
9年間の間にアレルギーの子どもの数は、37.8%増加した計算になります。
また割合では1.7倍に増えているので、アレルギー検査を受けるかで悩むママが多いのもうなずけますね。
アレルギー検査は受ける必要はあるの?
アレルギーは食べ物だけではなく、花粉やハウスダストなど様々な要因があります。
また子どもによって、出る症状も鼻水やじんましんなど様々あります。
アナフィラキシーのように、見た目ですぐわかる症状ならすぐ検査した方が良いです。
でもアレルギーには遅延型や、運動で引き起こされるものと判断がつきにくいものもあります。
赤ちゃんなら、辛い症状をなおさら言葉ではうまく伝えられません。
・症状が繰り返される
・ある条件で症状が出る(季節や特定の食べ物など)
・兄弟やママパパがアレルギー
・かかりつけに勧められた
検査を受けるかどうかは上記のような面で親が判断すると良いでしょう。
まずは子どもを観察し、必要なら医師に相談するのがベストです。
検査を受けるメリットについて
アレルギー検査を受けるメリットはたくさんあります。
・早くにアレルギーが見つかる
・離乳食を遅らせるなどの対処法をとれる
・早期療法など治療方法が見つかる
・アナフィラキシーショックなど命の危険性を避ける
知ったからといって治る方法がすぐ見つかる訳ではありませんが、原因が分からなかったものがアレルギーだと分かるだけでも親は安心しますよね。
そして重いアレルギー症状が出る前に、防ぐ事も可能です。
検査内容や検査の種類を知っておこう
アレルギー検査は1つだけでなく、色々な検査内容があります。
代表的な検査内容を知っておきましょう。
血液検査
採血で15項目、もしくは39項目のアレルゲンに対する抗体がどれだけあるかを調べる検査です。
結果と症状は必ずしも一致するとは限らないため、専門の医師のアドバイスを受けながら行いましょう。
プリックテスト
液体状のアレルゲンを腕の内側に垂らして、反応があるかどうかを調べるテストです。
いつからでも検査が可能なのが特徴です。
除去試験や負荷試験
食べ物を除去することで体の状態のアレルギーを検査したり、逆に食べることでアレルギーの有無を調べる検査です。
医師の判断が必要なので、医療機関の指示の元行われる検査です。
受けたいけどどこで受ければ良い?保険は対応?
子どものアレルギーが出ている箇所によっても変わってくるでしょう。
例えば鼻水が良く出るなら耳鼻科、アトピーが出るなら皮膚科といった形で、子どもが小さければアレルギー科対応の小児科もお勧めです。
まずはかかりつけの小児科に相談し、そこで検査ができないなら病院を紹介してもらうと良いでしょう。
保険は適応可能ですが、行うアレルギー検査の数によっても値段は変わってきます。
勝手な判断は禁物!医師に相談しよう
子どもが食物アレルギーっぽいからと、ママが勝手に食べ物を除去するのは禁物です。
栄養が偏ることもあるので心配な症状が出たら、自己判断せず医師に伝えるため症状や期間などをメモしましょう。
アレルギーは病院の方針によっては、少しずつ食べさせていく治療法もあります。
アレルギー検査は医師との相談や連携が必ず必要なので、信頼できる病院に相談しましょう。