ミルふわ ベビーシャンプー髪用 泡タイプ

ミルふわはベビースキンケアで有名ですが、ミルふわを展開している和光堂はベビーフードや粉ミルクで有名です。

和光堂株式会社は1953年に設立された会社ですが、その創業者である弘田長さんは1906年に和光堂株式会社の前身である和光堂薬局を設立しています。

ちなみに創業者の弘田長さんはなんと日本における小児科の生みの親なんだそうです。

今は和光堂という名前は残っていますが、会社自体はアサヒビールを傘下に持つアサヒグループホールディングスのグループ会社である、アサヒグループ食品株式会社の製造子会社となっています。

ミルふわのブランド名などはそのままアサヒグループ食品に引き継がれています。

ミルふわからはベビーソープ、ベビーローション、ベビークリーム、ベビーリップなど様々なベビースキンケアが販売されていますが、その中でも子供の髪を洗うためのベビーシャンプー「ミルふわ ベビーシャンプー髪用 泡タイプ」について特徴や成分解析をご紹介します。

ミルふわ ベビーシャンプー髪用 泡タイプの特徴

ミルふわのスキンケアに共通していえるコンセプトとしては「赤ちゃんの肌を考えて、水と油のバランスに着目したスキンケア」というものがあります。

水と油のバランスということに関しては、水溶性保湿成分であるオリゴ糖やイノシトールが水分保持に役立ち、うるおい脂質成分であるリン脂質やセラミドがお肌の潤いを逃がさず閉じ込めます。脂質は油みたいなものです。

アミノ酸系洗浄成分配合でふわっとミルキーな泡が赤ちゃんの髪や頭皮のうるおいを守りながら洗います。泡切れがよく、すばやくスッキリと洗い流せます。

生後1～2ヶ月くらいまでの皮脂分泌量が多い時期の頭皮をもちもちの泡でやさしくしっかりと洗えるベビーシャンプーです。
リンス効果で、髪がきしむことなくサラサラした洗い上がり。

子供の頭皮の皮脂が気になったり、髪の量が多い、髪がからむといった際におすすめです。

ミルふわ ベビーシャンプー髪用 泡タイプの成分解析

それでは、メーカーが説明しているミルふわ ベビーシャンプー髪用 泡タイプの特徴と成分内容が一致しているか全成分を見ていきましょう。

水はおそらく精製水ですね。

ココアンホ酢酸Naはベタイン系の界面活性剤でベタイン系はベビー系洗浄剤によく使用されるほど肌にやさしくマイルドな洗い上がりの洗浄成分です。

BGは防腐効果のある保湿剤です。防腐剤の量を減らしながら防腐効果を高めたい場合などによく使用されます。

塩化Naは塩ですね。洗浄系化粧品の場合は粘度調整に使われることが多いです。

ココイルアラニンNaとココイルグルタミン酸Kはどちらもアミノ酸系界面活性剤です。
髪や頭皮をやさしく適度な洗浄力で洗い上げます。

ラフィノースはビートやサトウキビ、トウモロコシといった植物に含まれるオリゴ糖の一種です。オリゴ糖には種類がありますが、ラフィノースは他のオリゴ糖に比べベタツキが少なく、保湿しながらなめらかな使用感があります。

水添レシチンはエモリエント効果のある成分です。セラミドと同じ様なラメラ構造を形成する性質があるため、保湿＆保護効果があります。

イノシトールはビタミン様成分で、保湿効果があります。ベタツキが少ないです。

セラミド3はヒト型セラミドの一種でお肌に存在しているセラミドと同じ構造をしていて潤い保持に欠かせない保湿成分です。

ベタインはサトウダイコン由来の保湿成分です。

シロキクラゲ多糖体は植物ヒアルロン酸と呼ばれ、ヒアルロン酸以上の保水力を持つとされる成分です。

グリチルリチン酸2Kは抗炎症効果や肌荒れ予防に役立つ成分です。

トコフェロールはビタミンEで抗酸化作用があります。天然由来と合成がありますが、合成の場合は旧表示指定成分となります。どちらが使用されているかはわかりません。

ベヘニルアルコールは乳化安定目的に使用されることの多い成分です。高級アルコールですがエタノールのようなアルコールではありませんので、アルコールフリーの場合にも使われます。

ポリクオタニウム-10は髪のきしみなどを防ぐ効果のある成分で、皮膜形成や帯電防止目的に配合されます。

ステアロイル乳酸Naはコンディショニング効果のある乳化剤です。

ペンタステアリン酸ポリグリセリル-10は乳化剤。

エチドロン酸はベビーシャンプー自体の変質を防ぐためのキレート剤です。

エチルヘキシルグリセリンはグリセリン誘導体で抗菌作用があります。フェノキシエタノール等の防腐効果を高めるために使われることが多いです。

フェノキシエタノールは防腐剤です。

ミルふわ ベビーシャンプー髪用 泡タイプ全体としては、髪や頭皮への負担が考慮され、潤い保持も意識されたバランスの良いベビーシャンプーとなっています。

泡タイプなので使いやすいですね。