赤ちゃんのお肌と大人のお肌の違い
赤ちゃんのお肌を大人と同じだと思ってはいけません。
肌という点では同じですが、お肌の特徴は全く異なっています。
大人の肌は日々紫外線やストレス、生活習慣の乱れ、メイクなどによって刺激にさらされており、だからこそ大人には念入りなスキンケアが必要で、純粋無垢な赤ちゃんのお肌は特にケアが必要ないと思われているかもしれませんが、赤ちゃんのお肌はとても肌トラブルを起こしやすいお肌なのです。
大人のスキンケアにおいて赤ちゃん肌を目指す!というキャッチコピーを見かけますが、皆さんの思う赤ちゃん肌ってどのようなものでしょうか?
もっちりしていて弾力があり、しっとりスベスベなお肌を想像する方も多いと思います。
ですが、実際のところ、赤ちゃんのお肌は乾燥していることが多いのです。
実際の赤ちゃんのお肌を見て頂ければわかると思いますが、お肌自体はトラブルもなくキレイでも、みずみずしさよりもどちらかというと乾燥気味なお肌である傾向が見られます。
それは赤ちゃんのお肌の特徴によるものなのです。
赤ちゃんの肌が乾燥しやすい理由
どうして赤ちゃんのお肌が乾燥してカサカサ肌になりやすいのかといいますと、皮膚の厚みが大人の半分ほどしかないからです。
皮膚には水分保持をするための肌に存在する保湿成分などがあり、それによってお肌の潤いが保たれていますが、皮膚が半分くらいである赤ちゃんのお肌は大人に比べて水分量が少ないのです。
だからこそ、みずみずしさよりもカサカサに傾きやすいお肌なのです。
また、生後2~3ヶ月程たつと赤ちゃんのお肌から分泌される皮脂の量が減ってきます。
皮脂はお肌の水分を外に逃がさないように皮脂膜というバリアのようなもので守っていますが、その皮脂が少ないと水分が蒸発しやすくなります。
皮膚が薄く、皮脂分泌も少なくなってきた赤ちゃんのお肌はケアをしてあげないと乾燥肌になりやすく、乾燥肌になるとお肌のバリア機能が失われて乳児湿疹などの肌トラブルを引き起こしやすくなります。
肌トラブルを予防するためにも、赤ちゃんのお肌が健やかな状態でいられるためにも
赤ちゃんの頃からお肌のためのスキンケアをしてあげることはとても大切なことなのです。