毎日家事や子育てに奮闘するママも、ついイライラして感情的な叱り方になってしまうこともありますよね。
他のママさんを見て叱り方が上手だなと感じたら、コーチングについて少し勉強しているのかも知れません。
子育て中のストレス
あるインターネット調査で、育児にストレスを感じるかの統計があります。
★「はい」と答えた人 91.7%
★「いいえ」と答えた人 8.3%
参照元:https://kidsline.me/magazine/article/97
ほとんどのママが育児中にストレスを感じているという結果です。
育児中に感じるストレスの内訳もみてみましょう。
★自分の時間が無い 53.5%
★パートナーや周囲の協力が少ない 15.8%
★子どもと一緒にいる時間が少ない 12.1%
★責任の重さを感じる 11.1%
★お金がかかる 7.5%
参照元:https://kidsline.me/magazine/article/97
子どもに優しく接したいという理想はあっても、ついカッとなったりイライラする根本的原因があるのですね。
コーチングを意識する
コーチの直接的な意味は、スポーツなどの技術を指導することです。
スポーツを本格的にやったりしていると、技術的にも精神的にもコーチの存在が大きいですよね。
やらない方もスポーツ観戦をしていると、コーチの存在が大きいことが分かるでしょう。
コーチングは大人の社会活動でも多くの企業で採用されている方法です。
この方法を子育てに応用しているのが、子育てにおけるコーチングです。
コーチングのメリット
コーチングを意識した子育てのメリットについてご紹介します。
●子どもを認めてあげることで自主性が伸びる
●子どもを対等に扱うことで自尊心が高まり、親に認められることで自分の存在価値を見いだせる
●次世代を生き抜くのに必要な、自ら考え表現する力を育むことができる
このように自分に自信をもって、才能を最大限に開花させる大人になれるよう育てることも可能なのがコーチングです。
ママがコーチングするために覚えておくこと3つ
コーチングを意識した子育てをする上での注意点をご紹介します。
コーチングとティーチングを混同しない。
コーチングは対等な立場で物事に気づきを与えていきます。
ティーチングは、上の立場から命令や指示を与えて導く方法です。
コーチングでは上から物を言わず、答えを創り出す感覚で子どもを導きます。
「AとBどちらにするの?」とか「Aにしなさい」というのではなく、「どっちを選ぶのがいいかな?」という感じです。
子どもの話をよく聞いて
つい子どもの話を途中で遮って「それは違う!」と言ってしまいがちです。
コーチングではまずは子どもの話をよく聞いて、理解しようとする姿勢が大切です。
いつもしていると思うママさんもいるかも知れませんが、もういちど客観的に自分の行動を観察してみましょう。
子どもに質問を多くする
「どうしてそう思うの?」とか「どうしてそういう風にしたいの?」などと、会話の中で質問を多くします。
イエスかノーのクローズドクエスチョンではかなり威圧感があり、子どもが委縮してしまい考えは育ちません。
大人でも聞かれたことに1回目は答えられなくても、2回目に同じことを聞くといい答えが返ってくる場合も多いです。
どうしてそうなのかと考えることを自然に行えば、正しい答えを導き出すコツを養うことができます。
あまり難しく考えず、同じ立場から考え方や発想を引き出すようにするだけです。
コーチングにNGな子育て方法
ついやってしまいがちなNGな子育てにはどんなことがあるでしょうか。
・感情をぶつける
・叩いたり物を投げるなどの暴力をふるう
・親の夢や野心を押し付ける
・行いを注意する際に見た目や性格などの根本を非難する
・人と比べて文句を言う
・配偶者の悪口を聞かせる
自分が親からやられていたことは、正しいと思ってしまいがちです。
もし心当たりがあれば今日からはやめるようにしましょう。