目次
乳児湿疹とは?
乳児湿疹というのは赤ちゃんのお肌にできる湿疹の総称です。
赤ちゃんのお肌にできる湿疹といえば、
新生児ニキビ、汗疹(あせも)、おむつかぶれ、乳児脂漏性湿疹、食べ物のアレルギーによる湿疹があります。そして赤ちゃんのお肌の病気であるアトピー性皮膚炎もあります。
乳児湿疹とアトピー性皮膚炎の違いとは?
乳児湿疹とアトピー性皮膚炎との判別は難しいことが多く、病院にて診察を受けるのが一番です。
アトピー性皮膚炎の場合は症状が治まったりひどくなったりを繰り返し、強いかゆみが生じるケースが多いのが特徴です。アトピー性皮膚炎は一般的にはアレルギーの遺伝によるものとされていますが、遺伝による発症率が高くなる傾向はありますが、それ以外の理由で発症するケースもあるようです。
アトピー性皮膚炎の場合はお肌の病気なので病院にてお医者さんに相談しながらケアしていくことが必要です。
乳児湿疹の原因
乳児湿疹の原因の多くはお肌への刺激やお肌の状態の悪化によるものです。
赤ちゃんのお肌は大人の肌より薄い皮膚なのでデリケートで乾燥しやすい特徴があります。
お肌を刺激から守るバリア機能が未熟なのでちょっとした刺激もお肌への負担となり、トラブルへとつながる可能性が高いのです。
また、乾燥しやすいということは乾燥によってさらにバリア機能の低下を招き、より刺激に敏感になるといった悪循環を生み出すことにもつながります。
新生児ニキビの原因
新生児ニキビは生後間もない新生児におこりやすいのが特徴です。その理由は生後まもない赤ちゃんのお肌はママのホルモンの影響を受けて皮脂分泌が盛んになります。分泌された皮脂が毛穴につまるとニキビとなり、アクネ菌が繁殖すると炎症を起こします。
新生児ニキビのケア方法
新生児ニキビのケアとしてはお肌を清潔に保つように心掛けることです。
入浴時にはベビーソープでしっかりとお肌の余分な皮脂を洗い流してあげましょう。
ただし脱脂力が強すぎるベビーソープはNGです。皮脂を落とし過ぎるとお肌の乾燥や乾燥による皮脂の過剰分泌につながりかねません。
おむつかぶれの原因
おむつかぶれの原因としてはムレやすいおむつ内の環境と赤ちゃんの汗や排泄物によるものがほとんどです。汗や排泄物がムレによって雑菌の繁殖を手伝いお肌の状態が悪くなります。
おむつかぶれのケア方法
おむつかぶれのケアとしてはこまめにおむつを替えてあげること。そしておむつ交換時にはお肌をキレイに拭いてあげること。そしてお肌が濡れた状態でおむつをつけるとムレやすくなるため、しっかりとお肌を乾かしてから新しいおむつを履かせてあげることです。
お肌を清潔に保つことが大切なので入浴時にはベビーソープできれいに洗ってあげましょう。
その場合もおむつかぶれによってしみることがないようできる限りお肌に優しいベビーソープを使いましょう。
汗疹(あせも)の原因
赤ちゃんに汗疹が多い理由としては赤ちゃんが大人よりも汗かきであるからです。
小さな体に大人と同じだけの汗孔(汗の出る穴)があるため、とても汗かきなのです。
汗が汗腺につまって炎症を起こしたのが汗疹です。
汗疹(あせも)のケア方法
汗疹のケアも基本的に清潔に保つことです。かいた汗をこまめに拭き取ってあげたり、汗をかいてもすぐに吸収するようなタオルや衣類を選ぶこともオススメです。赤ちゃんのお肌が汗でびちょびちょといった状態を避けることを心掛けましょう。入浴時にはベビーソープできれいに洗ってあげましょう。
乳児脂漏性湿疹の原因
新生児ニキビと似ていると言えば似ていますが、乳児脂漏性湿疹も生後間もないころにできやすい湿疹で、原因も新生児ニキビと同じくママのホルモンの影響による過剰な皮脂分泌によるものです。黄色っぽいかさぶたのようなものやフケのようなものができる湿疹です。できやすいのは皮脂分泌の多いおでこや頭部分です。お肌の表面がジュクジュクになることもあります。
乳児脂漏性湿疹のケア方法
基本的に月日が経つにつれて徐々に治まってくるものですが、ケアとしては清潔に保つこと、余分な皮脂は洗い流すこと、できた湿疹を潰さないようにすることが大切です。つまりお風呂でキレイにすることが重要で、ひっかいたりすることのないように赤ちゃんの爪が伸びていたら切ってあげましょう。
食べ物アレルギーによる湿疹の対応方法
赤ちゃんは食べ物によるアレルギー反応を起こしやすい特徴があります。
とくに卵や大豆、牛乳、小麦、魚類などはアレルギー反応を起こしやすい食べ物として知られています。
食べ物によるアレルギーが原因の湿疹はケアというよりはそういったアレルギー反応が起きやすい食べ物を避けるようにしてあげましょう。
乳児湿疹のまとめ
このように赤ちゃんの湿疹の種類は色々ありひとことで乳児湿疹といっても原因や必要なケアは変わってきます。ただし、共通していることは赤ちゃんのお肌を清潔に保ってあげることが大切であるということです。お肌への優しさと保湿も忘れずに。
乳児湿疹は予防が大事!おすすめベビーソープは?
多くの方は我が子の肌に乳児湿疹ができて初めてベビーソープを見直されると思います。
もちろん、乳児湿疹ができるということは、それ相応の原因があるわけで、対策としてベビーソープを見直すということは間違っていませんが、よりおすすめの見直しタイミングは乳児湿疹ができる前です。
どうして乳児湿疹ができる前にベビーソープの見直しが必要なのか?
理由は簡単です。
ベビーソープは選び方次第で赤ちゃんのお肌を健やかに保つのに役立ちます。
そして、健やかなお肌は乳児湿疹ができにくいのです。
健やかなお肌というのは潤いがあって、清潔な状態のお肌ですが、別の表現をすると、お肌のバリア機能が働いているお肌とも言い換えることができます。
乳児湿疹の多くはお肌のバリア機能が低下又は失われている状態の時にできやすいため、赤ちゃんのお肌を健やかな状態に保つことは乳児湿疹の予防につながります。
では、乳児湿疹を予防するための健やか肌作りに役立つベビーソープはどのようなベビーソープかというと、「やさしくお肌の潤いを守って洗える」ベビーソープです。
つまり、低刺激・強すぎない洗浄力・保湿力を兼ね備えていると理想的です。
これら3つのポイントを網羅しているおすすめのベビーソープはドルチボーレベビーソープです。
3つのポイントのうち2つを網羅しているベビーソープは他にもありますが、3つ全てとなると一番はドルチボーレベビーソープです。
ただしデメリットもあります。それは価格です。
ベビーソープの中では価格が高いので、少し手が出しづらいかもしれません。
ですが、乳児湿疹ができて病院の診療費・薬代、連れて行く時間、それらを繰り返すことを考慮すれば、予防ケアとしての価値は十分あると思います。