ママの胎内環境をお手本にして作られたベビーソープ
総合評価 | 85/100点中 |
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肌への優しさ | ★★★★ |
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保湿力 | ★★★★★ |
適度な洗浄力 | ★★★★★ |
香り | ★★★ |
価格 | ★★★ |
★5段階で評価
産婦人科で使っていたり、雑誌やママ友からの口コミなどでご存じの方も多いベビースキンケアブランドでとても人気なママアンドキッズブランドのベビーソープについてご紹介します。
ブランド公式サイトからわかる特徴と配合されている成分を照らし合わせながら、徹底的に検証&解析していきます。
実際に使ったことのある先輩ママたちの口コミも掲載していますので、解析と併せてご参考にしてください。
目次
ママアンドキッズベビーソープの特徴【検証①】
ナチュラルサイエンスのベビースキンケアシリーズ「ママ&キッズ」はデリケートな赤ちゃんのお肌のために赤ちゃんが産まれるまでの間に育った環境であるママの「胎内環境」をお手本にした製品作りを行っています。
小児皮膚科医の協力のもと、胎内環境を再現する為、胎脂や羊水に近いアミノ酸やヒアルロン酸、PCA-Na、セラミドなどの保湿成分を配合しています。
ママアンドキッズにおいては胎脂をイメージした成分群をベビーズエマルジョンと呼んでいます。
胎内環境と聞いて意味が分からない方もいらっしゃるかもしれませんが、赤ちゃんがママのお腹にいる際、もちろん羊水の中で育つわけですが、赤ちゃんの皮膚の表面には胎脂に覆われています。
胎脂というのはクリーム状の脂(あぶら)で一般的に妊娠18週頃に作られるとされています。
胎脂は胎児の皮膚の潤いを守ったり、保護に役立ち、出産した直後も赤ちゃんの皮膚を乾燥から守ってくれます。
では胎脂とはどのような成分で構成されているのかというと、主にコレステロールやセラミド、スクアレン、さらにアスパラギン酸やアラニン、グルタミン、ロイシン、プロリン、バリンといったアミノ酸成分などで構成されています。
また、新生児に多くみられる皮膚が剥がれるような症状の新生児落屑(らくせつ)というのはこの皮膚を覆っていた胎脂が失われることによって起こるとされています。
ママアンドキッズのブランドコンセプトとしてベビーソープもママの胎内環境を手本にしているので、ベビーソープにはこの胎脂を構成している成分が多く使われています。
ママアンドキッズベビーソープの成分解析【検証②】
それでは実際に成分を確認していきます。
ママ&キッズベビーソープの全成分がいつの間にか変わっていたようなので、新旧の全成分を下記に記載しておきます。
主にどのような点が変わったか箇条書きしておきます。
【変更点①】ココアンホ酢酸Naがラウロイルアスパラギン酸Naの前に記載された。
⇒つまり、ココアンホ酢酸Naの配合量が増えた、もしくはラウロイルアスパラギン酸の配合量が減ったかのいずれかが考えられます。
【変更点②】加水分解水添デンプンがキシリトールの前に記載された。
⇒全成分の表記順序は配合率が1%以上の成分に限り配合量順に記載しなければなりませんが、1%未満の場合は順不同なので加水分解水添デンプンがキシリトールより配合量が増えたのかどうかはわかりません。
【変更点③】アセチルヒアルロン酸Naとポリクオタニウム-51の順序が変更
⇒これに関しても順不同に当たる成分となるので、配合量に変化があったのかどうかは判断できません。
【変更点④】グリチルリチン酸2KとコカミドDEAとヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリルがなくなった
⇒グリチルリチン酸2Kという抗炎症などの効果を持つ成分や洗浄補助成分として使われるコカミドDEA、乳化剤のヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリルが全成分から消えました。
【変更点⑤】ポリグリセリル-4ラウリルエーテルが新たに追加
⇒ポリグリセリル-4ラウリルエーテルは乳化剤です。成分変更の際に新たに追加されています。
このように変更点を挙げると色々変更されているように感じますが、洗浄系化粧品であるベビーソープとして肝心な洗浄成分(界面活性剤)や胎内環境をイメージした保湿成分などに変化はありませんので、使用感などに違いが生じるほどの変化ではありません。
それでは、洗浄成分から順に見ていきます。
洗浄成分はココイルグルタミン酸TEAやラウロイルアスパラギン酸Naといったアミノ酸系でマイルドで優しい洗い上がりの成分を使用しています。
ココアンホ酢酸Naはベタイン系の洗浄成分で目や皮膚への刺激が少ない洗浄成分です。
赤ちゃんを洗う際には目に入ってしまうこともありますので、目に沁みにくい洗浄成分を使うことは大切です。
保湿成分が贅沢に配合されているため、洗い上がりはしっとりと潤います。
注目すべきは胎脂をイメージした
「イソステアリン酸コレステリル、コレステロール、オリーブ油、セラミド2」
や、アミノ酸成分の
「セリン、グリシン、グルタミン酸、アラニン、アルギニン、リシン、トレオニン、プロリン」
です。
イソステアリン酸コレステリルは疑似セラミドと呼ばれ、セラミドに似た保湿成分ですが、あくまで疑似であり、セラミドと同じ構造をしているわけではありません。
オリーブオイルにはスクアレンが含まれていて、スクアレンは胎脂にも含まれる成分です。
セラミド2はヒト型セラミドと呼ばれ、成分名自体がセラミドとなっているように、人の皮膚に存在しているセラミドと同じ構造をしているセラミドで、お肌に存在しているセラミドの中でも最も重要なセラミドの一つとされています。
セラミドはお肌の角質層を構成している細胞間脂質を代表する成分でもあります。
他にもお肌の角質層を構成する角質細胞に含まれる天然保湿因子と呼ばれる成分で知られる
PCA-Na、そしてヒアルロン酸の保湿力を強化した別名スーパーヒアルロン酸と呼ばれるアセチルヒアルロン酸Na、別名リピジュアと呼ばれ、ヒアルロン酸以上の保湿力を持ったポリクオタニウム-51なども配合されていて、お肌に負担をかけずにしっかりと保湿できるように工夫されています。
また、ママアンドキッズのベビーソープは赤ちゃんのお肌への負担となりえる香料や着色料、鉱物油、石油系界面活性剤、パラベン、アルコールなどの成分は一切使用していない弱酸性の無添加ベビーソープとなっています。
ママアンドキッズベビーソープはこんな方におすすめ【検証③】
低刺激&高保湿なベビーソープとなっているので、赤ちゃんに限らずお肌が乾燥していたり敏感肌だったりする大人の方の洗顔やボディソープとしてもおすすめできるベビーソープです。
乳児湿疹等の赤ちゃんの肌トラブルにお悩みであれば、お肌をやさしくいたわりながら洗い、肌トラブルの原因につながる乾燥を防いでしっとりと潤い肌へと導いてくれるのでおすすめです。
泡タイプのベビーソープなので片手で小さな赤ちゃんを支えながら体を洗ってあげるのにとても便利ですね。
ママアンドキッズベビーソープのちょっと気になる点は?【検証④】
ほとんど理想に近いベビーソープとなっていますが、しいて気になる点を挙げるならば、BGとフェノキシエタノールが配合されていることと、成分数が多い点です。
BGは比較的安全な成分とされ、防腐効果も持った保湿剤ですが、人によっては合わないことがちらほらある成分でもあります。
またフェノキシエタノールも悪いわけではありませんが、より低刺激で安全性の高い防腐成分がありますので、赤ちゃん用ということを考えるともっと防腐剤にこだわれたのではないかと思います。
成分数に関しては、新成分になり少し減ったのですが、30種類の成分が使われています。
成分数が増えると赤ちゃんによってはアレルギーなどでお肌に合わないなどの可能性がありますので、もう少しシンプルな方が良かったかな?という感想です。
ママアンドキッズベビーソープは安全?【検証⑤】
安全かどうかは難しい問題ですが、一応化粧品作りにおいては、取扱いに注意が必要な成分の場合、成分の配合量や率は国が安全と定める範囲内での使用と決められています。
そのため、どのベビーソープも基本的に国の安全基準は満たしているわけです。
国の安全基準は満たしていたとしても消費者として安心して使えるかどうかは別問題です。
安心できるかどうかは人それぞれなのですが、一応ママアンドキッズのベビーソープの場合だとアレルギーなど皮膚トラブルにつながる恐れのある成分として指定されていた102種類の成分(旧表示指定成分)は配合されていません。
ただ、旧表示指定成分以外は全くお肌に対して問題がない成分かというとそれも違いますし、エタノールが肌に合わない方、合成香料が合わない方など様々です。
無添加の内容を確認しご自身にとって安心できるかどうかを判断しましょう。
配合されている成分的にはお肌への刺激が強い成分は特に配合されておらず、低刺激なベビーソープと言えます。
ママアンドキッズベビーソープが人気な理由を考察【検証⑥】
ママアンドキッズのベビソープというよりも、ママ&キッズというブランドそのものがベビースキンケア業界ではかなり人気となっています。
というのも、ママアンドキッズが出てくるまでは誰もが知っているような大手のベビー用品メーカーから発売されている低価格ベビーソープくらいしかありませんでした。
安かろう悪かろうではありませんが、成分も高いものから安いものまでピンキリなので、低価格で販売するにはそれなりに原価を抑える必要も出てくるため、どうしても使える原料に限界があります。
そんな中、ママと赤ちゃんのために高品質なスキンケアを提供したのがママアンドキッズというブランドなので、日本においての高品質ベビースキンケアのパイオニア的な存在です。
産科でも使われ、おすすめされていたり、雑誌などでもよく見かけるというブランドとしての信頼もあり、認知度が高いことも人気の理由と考えられます。
ママアンドキッズベビーソープの価格や販売店は?
ママアンドキッズのベビーソープは通常のボトルタイプと詰替え用の2種類が販売されています。
価格は、
400mlのボトルが1,400円(税抜)
400mlの詰替えが1,300円(税抜)
となっています。
どこで買えるのか?販売店舗について調べてみました。
まずは、ナチュラルサイエンスが運営している公式通販サイトです。
公式サイトではまれにセール販売が行われているようです。セールキャンペーン開催中はお得に購入することができます。値引き額は商品によって異なる様で、5%~15%の間くらいの値引き率になります。
それから楽天市場ではメーカー直販ではありませんが、ナチュラヴィなどのサイトで購入することができます。定価での販売となっています。
amazonではメーカーであるナチュラルサイエンスによって販売されています。定価販売です。
Yahoo!ショッピングでも販売されていますが、メーカー直販ではありません。
オークションでも出品されたりしています。
実店舗では、
ナチュラルサイエンス直営店のhome ファクトリー
百貨店では、伊勢丹や高島屋、阪急百貨店、西武
スーパー系でいうと、イオンのベビー用品・マタニティ用品売り場
ベビー用品店では赤ちゃん本舗(アカチャンホンポ)やトイザらス・ベビーザらス
バラエティショップだと、ロフトやメイクアップソリューション、東急ハンズ、ハンズビー、チャーリー、アーバンコンフォート
他にも雑貨店のR.O.U
専門店での京王アートマン
などで販売されています。
ただし、店舗によっては置かれていない場合もありますので、事前に電話などで在庫確認をされることをおすすめします。
フレイチェの意味とは?
ママアンドキッズのベビーソープにはフレイチェという名前が付いており、どういう意味なのか気になったため、調べてみました。
ボトルパッケージに書かれているフレイチェの綴りは「Freiche」です。
検索してみたところ、何語かもよくわからず、fraicheばかりが出てきます。
一体何語でどんな意味があるのか気になります。
ママアンドキッズ ベビー全身シャンプーフレイチェのおすすめポイント
- ママの胎内環境をお手本にしているため、アミノ酸やヒアルロン酸やPCA-Naを豊富に配合!しっとり洗い上げます。
- 植物由来の弱酸性ベビーソープなので赤ちゃんのお肌を優しく洗い上げます。
- 香料、着色、パラベン、アルコール(エタノール)、鉱物油、石油系界面活性剤、シリコンが無添加!
ママアンドキッズ ベビー全身シャンプーフレイチェに含まれる全成分
【旧】
水、グリセリン、BG、ココイルグルタミン酸TEA、ラウロイルアスパラギン酸Na、ココアンホ酢酸Na、グリコシルトレハロース、ペンチレングリコール、キシリトール、トレハロース、加水分解水添デンプン、ベタイン、ソルビトール、PCA-Na、イソステアリン酸コレステリル、コレステロール、オリーブ油、セラミド2、水添レシチン、セリン、グリシン、グルタミン酸、アラニン、アルギニン、リシン、トレオニン、プロリン、ポリクオタニウム-51、アセチルヒアルロン酸Na、グリチルリチン酸2K、コカミドDEA、ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル、フェノキシエタノール
【新】
水、グリセリン、BG、ココイルグルタミン酸TEA、ココアンホ酢酸Na、ラウロイルアスパラギン酸Na、グリコシルトレハロース、ペンチレングリコール、加水分解水添デンプン、キシリトール、トレハロース、ベタイン、ソルビトール、PCA-Na、イソステアリン酸コレステリル、コレステロール、オリーブ油、セラミド2、水添レシチン、セリン、グリシン、グルタミン酸、アラニン、アルギニン、リシン、トレオニン、プロリン、アセチルヒアルロン酸Na、ポリクオタニウム-51、ポリグリセリル-4ラウリルエーテル、フェノキシエタノール
ママアンドキッズ ベビー全身シャンプーフレイチェのみんなの口コミ
3.67点/5点中 (3件の口コミ)
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ボトルも可愛くて子供も喜んでました。泡も伸びが良くて安い物は沢山着けないといけないけど、これは肌トラブルも無かったのでウチの子には合ってたみたいです。