ココイルベビーソープ

アミノ酸系洗浄成分にこだわるベビーソープ

総合評価78/100点中
肌への優しさ★★★
保湿力★★★★★
適度な洗浄力★★★★★
香り★★★
価格★★★

★5段階で評価

近年のシャンプーを含む洗浄系化粧品においてはアミノ酸系洗浄成分がスタンダードとなってきました。

といっても大手化粧品メーカーの低価格シャンプーはアミノ酸系ではないものもまだまだありますが、1,000円以上の価格帯シャンプーではアミノ酸系が多いです。

アミノ酸系だから良いわけでなく、アミノ酸系には良い成分が多いというのが正しいと思いますが、そんな中でアミノ酸系洗浄成分にこだわるシャンプーメーカーがあります。

それが株式会社ココイルです。

アミノ酸系洗浄成分にこだわり、ココイルシャンプーやココイルボディソープ、そしてココイルベビーソープが販売されています。

ここではココイルベビーソープについて特徴や成分から解析していきます。

ココイルベビーソープの特徴とは?


ココイルベビーソープのブランドページにはそれほど情報量がありません。

わかることといえば、アミノ酸系洗浄成分を使用し泡タイプの無香料ベビーソープであるということです。

ただし、ココイルのメーカーホームページにはココイルシャンプーを開発するに至った経緯などが書かれていました。

元々美容師をされていた代表の方が髪や地肌に安全なシャンプーを安く提供したいという想いから生まれたようです。

アミノ酸系洗浄成分といっても1種類しかないわけではなく、数種類の成分があるわけですが、その中でもココイルグルタミン酸にこだわっているようです。

ココイルというのはヤシ油由来の脂肪酸を表し、グルタミン酸はアミノ酸の一種です。

それにアルカリ剤である水酸化NaやTEAや水酸化Kと反応させるとアミノ酸系洗浄成分が完成します。

ココイルグルタミン酸TEAの特徴としては、髪や頭皮に優しいだけでなく、洗浄力も穏やかで頭皮の潤いを奪い過ぎず洗い上げることができます。

このココイルグルタミン酸TEAをメインの洗浄成分に使っているのがココイルベビーソープです。

そして株式会社ココイルではシャンプーの量り売りという珍しい販売をしています。
もちろんネット販売では量り売りはなく、実店舗でのみ実施しているようですが、新鮮なシャンプーを提供したいという想いで量り売りを行っているようです。

ココイルベビーソープの成分解析


水は特に記述がないので精製水かと思います。

グリセリンは保湿剤で多くの化粧品に使われています。

ココイルグルタミン酸TEAはアミノ酸系の洗浄成分で髪や肌への負担は少なく、洗浄力もマイルドで潤いを守って洗うことができます。

ヒアルロン酸Naは天然保湿因子の一つである保湿成分です。水を抱え込む保水力に優れています。

グリチルリチン酸2Kは甘草由来の成分で抗炎症や痒みを抑える効果があるので、こちらも多くの化粧品に配合されています。

ベタインはサトウダイコン由来の保湿成分です。

ラウラミドプロピルベタインはベタイン系と呼ばれる両性界面活性剤です。両性界面活性剤の特徴として低刺激が挙げられ、そのためベビー用の洗浄剤によく使われます。

セラミド1、セラミド3、セラミド6Ⅱはヒト型セラミドやバイオセラミドと呼ばれる成分です。
人のお肌に存在しているセラミドと同じ構造をしているため、セラミドという名称を成分名につけることが許されている成分でもあります。

他にも植物セラミドとか天然セラミド、疑似セラミドなどありますが、どれもセラミドという名称は付いていません。

フィトスフィンゴシンもお肌に存在している脂質でバリア機能に関わる成分でもあります。

コレステロールと聞くと悪いイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、そもそも皮膚に存在している成分です。セラミドとともに細胞間脂質を構成しています。

ラウロイル乳酸Naは乳化剤です。乳化剤は界面活性剤と同じですが、どうして乳化剤が必要かというと、綺麗に成分を混ぜ合わせるために必要となります。

そもそも水と油は混ざらないので何もしないと分離した状態となります。多くの化粧品には水と油が入っているので乳化剤も必要となります。

カルボマーは増粘剤として使われます。

キサンタンガムも乳化剤や増粘剤として使われる成分です。

クエン酸やクエン酸NaはpH調整に使われますが、酸化防止やキレート剤としても使われます。

メチルパラベンとプロピルパラベンは防腐剤です。旧表示指定成分です。

洗浄系化粧品の品質を決めるのは8割方洗浄成分であり、それ以外の成分もパラベンを除いては赤ちゃんのお肌にやさしい成分が使われていますので、ベビーソープ全体としては低刺激と言えます。

パラベンが入っていなければもっと良かったとは思いますが、パラベンは品質の安定化という面では腐らせないというメリットもあります。

低刺激を取るか、品質安定化を取るかはご両親の考え方次第でしょう。

ココイルベビーソープはこんな方におすすめ


ココイルベビーソープで注目したいのは保湿成分がお肌に存在している成分で主に構成されている点です。

ヒアルロン酸やセラミドといったお肌に含まれる成分なのでお肌に合わないリスクが軽減されますし、お肌のバリア機能を担っている成分でもあるので、お肌への保湿としてはもってこいです。

ただ、ベビーソープは洗い流してしまうため、ベビーローションなど洗い流さない保湿化粧品に比べると保湿力は劣ります。

肌に馴染みの良い保湿成分で作られたベビーソープなので、植物エキスにこだわらず、赤ちゃんのお肌への優しさだけにこだわる方におすすめです。

ココイルベビーソープの価格や販売店は?


ココイルベビーソープは400mlで1,800円(税抜)にて販売されています。

3本セット購入ならちょっとお得に購入できます。

販売店は公式サイトとamazonにて販売されています。

ココイルベビーソープのおすすめポイント

  • ココイルグルタミン酸TEAがメインの洗浄成分なのでお肌に優しく潤い残す
  • ヒアルロン酸やセラミドなど肌に存在している保湿成分が多い
  • 品質の割にコスパが良い

ココイルベビーソープに含まれる全成分

水、グリセリン、ココイルグルタミン酸TEA、ヒアルロン酸Na、グリチルリチン酸2K、ベタイン、ラウラミドプロピルベタイン、セラミド1、セラミド3、セラミド6II、フィトスフィンゴシン、コレステロール、ラウロイル乳酸Na、カルボマー、キサンタンガム、クエン酸、クエン酸Na、メチルパラベン、プロピルパラベン

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