オーガニック成分と原料にこだわったオーガニックベビーソープ
総合評価 | 71/100点中 |
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肌への優しさ | ★★★ |
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保湿力 | ★★★★ |
適度な洗浄力 | ★★★★ |
香り | ★★★★★ |
価格 | ★★ |
★5段階で評価
エルバビーバは海外オーガニックベビースキンケアとして有名かつ人気のブランドとなっています。
海外オーガニックコスメというとロゴナなどが有名ですが、ベビースキンケアの中で海外オーガニックのパイオニア的存在といえば、エルバビーバではないでしょうか?
百貨店のオーガニックコスメコーナーなどでも販売されていますし、雑誌などでもよく見かけますね。オーガニック製品にこだわるママ注目のブランドがエルバビーバです。
エルバビーバには固形石鹸タイプのベビーソープと液体タイプのベビーソープがありますが、ここでは液体タイプのベビーソープについて公式サイトに記載の特徴、そして成分から徹底的に分析していきます。
エルバビーバ ベビーボディウォッシュを使ったことのあるママ達の口コミも掲載していますので、是非参考にしてください。
目次
エルバビーバ ベビーボディウォッシュの特徴
1996年にアメリカのカリフォルニア州で生まれたブランド「erbaviva(エルバビーバ)」はオーガニックにとてもこだわった製品作りをしています。
そのこだわりを一言で表した言葉が「食品レベル」です。
それでけ使う原料に対して強いこだわりがあるということでしょう。
また、エルバビーバでは「未来の子供達のためにオーガニックスキンケアを!」といったスローガンが掲げられています。
使用原料の99%以上がオーガニックとされている場合に限り、製品ラベルにオーガニックと記載するというほどのオーガニックへのこだわりの強さが感じられます。
オーガニック原料は認定機関での基準を満たしている証でもあり原料への安心感があります。
エルバビーバの場合はUSDAとデメター・バイオダイナミックのオーガニック認証を受けているようです。
USDAが分からない方もいらっしゃるかと思いますが、USDAはアメリカの農務省のことです。
ちなみにUSDAの認定の中でも「USDA Organic」という認定を受けるには配合されている全成分の95%以上がUSDAが認めているオーガニック成分でないといけないとのこと。
それだけ厳しいハードルが設けられているということです。
エルバビーバは海外のブランドなので、日本における総代理店というものがあります。
それが株式会社ジョンマスターオーガニックグループです。
名前からわかるとおり、ジョンマスターオーガニックの日本の総代理店でもあり、他にもSinn Purete(シン ピュルテ)やHARMONIE VERTE(アルモニベルツ)といったブランドも手掛けています。
今は株式会社ジョンマスターオーガニックグループとなっていますが、ちょっと前までは株式会社スタイラだったので、社名が変更されています。
とにかく、エルバビーバの公式サイトを見ていると、オーガニックへのこだわり、自然由来の原料へのこだわりが伝わってきます。
エルバビーバ ベビーボディウォッシュの成分解析
公式サイトから製品に対する想いは伝わってきましたが、実際にそれがどれだけ商品に反映されているのかは成分を見てみないとわかりません。
というわけで、成分を解析していきます。
ですが、全成分に変更があったようなので、先に新旧成分の違いについて見ていきましょう。
【変更点①】カラスムギ穀粒エキスからカラスムギエキスに変更
⇒カラスムギの穀粒のエキスか種子のエキスかの違いですが、効果などは変わりません。お肌のコンディショニングや酸化防止効果があります。
【変更点②】ヒイラギメギ根エキスからヒイラギメギエキスに変更
⇒違いに関してはよくわかりません。ヒイラギメギ根エキスは消炎効果のある成分です。ただ、ヒイラギメギ根エキスはオーガニック成分だったようですが、ヒイラギメギエキスはオーガニックではないようです。
【変更点③】ラベンダー油とリナロールがなくなった
⇒リナロールはラベンダーオイルなどから得られる天然の香料なので、ラベンダーオイルがなくなったことで付随してなくなった感じかと思われます。リナロールはアルコールの一種でアレルギー反応を起こす場合もあるようなので、お肌に合わない人もいるかもということで配合しないようにしたのかもしれませんね。
以上が、成分の変更点となります。特に大きな変化はないようです。
それでは成分チェックに移ります。
まず成分の最初を見てみると、水の次にアロエベラ液汁がきています。
日本の化粧品ではあまり見かけず、海外オーガニック系でよく見る成分構成ですが、オーガニックのアロエベラ液汁が配合されていますので、ある意味でベースとなる水がアロエベラウォーターになっているわけです。
通常の化粧品は精製水という不純物を含まない水を使うため、こういったベースとなる水部分にこだわるというのはベビーソープとしての差別化にもなりますし、実際に配合量が多い成分の影響力って使った際の実感レベルとして表れますので、良いことだと思います。
アロエベラ液汁はアロエに属する植物でベラには「真実の」という意味があるようで、アロエの中のアロエといった感じです。
日本の観賞用としてよく見かけるアロエはキダチアロエで、アロエベラとは異なります。
アロエベラにはサポニンという抗菌や抗炎症作用のある成分が含まれ、ベビーソープに含まれることで肌荒れ予防などにつながり、お肌の状態を整えてくれます。
そして、ベビーソープで一番重要である洗浄成分はデシルグルコシドが使われています。
デシルグルコシドは海外のオーガニックブランド洗浄剤(シャンプー等)によく配合されている洗浄成分でお肌を優しく洗い上げてくれる成分です。ただ洗浄力は少し控えめです。
デシルグルコシドはジョンマスターオーガニックのシャンプーでも使われている洗浄成分です。
グリセリンはほとんどの化粧品に使われる保湿剤です。
カラギーナンは増粘・安定剤として使われる成分です。ベビーソープを維持するための成分です。
他にもお肌の状態を健やかに導いたり、保湿してくれたりする植物由来成分が配合されています。
ローマカミツレ花油はお肌の状態を整えてくれますし、ラベンダー油はアロマエッセンシャルオイルで有名ですが保湿と整肌が期待できます。【追記】※新成分ではラベンダー油は配合されていません。
トウキンセンカ花(カレンデュラ)も海外化粧品などによく配合されており、リップクリームなどにも使われる成分ですが、保湿効果が高く、お肌を健やかに保ってくれる成分です。
クエン酸はPH調整に使われる成分です。
安息香酸Naとソルビン酸Kは防腐剤ですが、旧表示指定成分です。
旧表示指定成分が含まれてはいますが、洗浄系化粧品において最も重要な洗浄成分は低刺激な成分が使用されていますので、
デリケートな赤ちゃんのお肌への負担もそれほど気にしなくて良いでしょう。敏感肌や乾燥肌でお悩みの大人の方でもお使い頂けるベビーソープです。
全成分は13種類とかなりシンプルなのはメリットです。
そのうち5成分がオーガニック成分となっていますので、オーガニック製品が好きなママにおすすめできるベビーソープです。
洗浄力は控えめで保湿力も高いとは言えないので、入浴後にベビーローションなどで保湿ケアをしてあげると良いでしょう。
エルバビーバベビーソープはこんな方におすすめ
やはり成分構成をみると海外の化粧品と日本の化粧品ではクセというか傾向が違って来たりしますので、使ってみてどちらが合うのかというのが重要だと思います。
例えば、日本製でデシルグルコシドがメインのベビーソープってあまり見かけない気がします。
海外ではデシルグルコシドが使われてることが多いです。
ただ、オーガニックにこだわらなければ、同じくらいの品質のベビーソープは日本製でもあったりしますので、海外オーガニックにこだわるママにおすすめです。
注意して頂きたいことは最近のベビーソープの主流となっている泡タイプではなく、液体タイプのベビーソープなので、泡立ててから使う必要があります。泡タイプと思って購入し、失敗なんてことがないようにしましょう。
エルバビーバベビーソープのちょっと気になる点は?
エルバビーバ ベビーボディウォッシュというベビーソープの気になる点は明らかです。
旧表示指定成分の安息香酸Naとソルビン酸Kが配合されている点です。
旧表示指定成分というのは人によってはアレルギーなどの皮膚トラブルを引き起こす可能性があるだけでなくお肌への刺激も強い成分が多くなっているので、赤ちゃん用のベビーソープへの配合は好ましくありません。
アロエベラ液汁が配合されていたり、低刺激な洗浄成分が使われているだけに勿体ないと感じます。
かといって、旧表示指定成分でなければ大丈夫というほど簡単なものでもありませんし、日本における指定成分の数は海外に比べるとかなり少なく、海外よりも成分に対する認識が甘いとされていますが、それでも海外に比べ少ないとはいえ、102種類の成分に関しては日本においても定められているので最低限使われていないものを選ぶ方が無難です。
他には、洗浄力の物足りなさと保湿力の少なさがちょっと気になりますが、洗浄力が高すぎて入浴後のお肌がカサカサになるよりは、洗浄力控えめの方が全然良いですし、保湿に関してはベビーローションやベビーオイルなどでカバーできるのでそれほど大きな問題ではないでしょう。
エルバビーバ ベビーボディウォッシュは安全?
成分に関しては、日本では使える成分が海外では禁止されていたり、海外では禁止されていないものが日本では禁止されていたりするので、判断は難しいですし、実際エルバビーバのベビーボディウォッシュでは日本での旧表示指定成分に該当する成分が使われていたりするわけなので、最終的には使う側のママ達の判断となります。
安息香酸Naとソルビン酸Kを除けば、刺激の強い成分は配合されていませんので、ベビーソープ全体としてみるとそれほど問題はありません。
ただ、防腐剤を他の低刺激な成分にしてくれていたらもっと良かったという話です。
安息香酸Naは食品や飲料にも使われていたりします。
つまり、エルバビーバのこだわる「食品レベル」ではあるわけです。
そのことを安全ととるか、アレルギーなどの報告があるのだから安全でないととるかはママ次第です。
エルバビーバベビーソープが人気な理由を考察
百貨店で販売されているだけで安心できたりします。
百貨店が変なものを扱うはずがない!という先入観もありますし、実際、百貨店はやはり百貨店クオリティーという品質が保たれています。
また、日本人は海外で人気のコスメを好む傾向があります。韓国コスメがブームになったのもそうですし、海外セレブが愛用しているブランドなどは日本において人気が出やすかったりします。
エルバビーバというブランドはまさに日本人受けしやすい要素がたっぷり詰まっています。
エルバビーバというブランドの世界観を上手に訴えかけている株式会社ジョンマスターオーガニックグループのプロモーション力もエルバビーバ人気を高めています。
エルバビーバ ベビーボディウォッシュの価格や販売店は?
ではエルバビーバのベビーボディウォッシュはどのくらいの価格でどこで販売されているのかみていきます。
種類はポンプ式のボトル1種類のみです。
公式サイトでの価格は175mlで2,300円(税抜)となっています。
通販では、
ジョンマスターオーガニックの公式通販サイト
楽天市場では色々な店舗によって販売されています。だいたい1500円前後で売られています。
ですが、正規輸入品ではなく、並行輸入品の可能性がありますので、購入の際は確認しましょう。
amazonではamazon自体が定価にて販売しています。定価販売ですが、ポイントはちょっと高めのようです。
yahoo!ショッピングでも楽天市場と同じ様に色々なショップで販売されていて価格も1600~1700円といった値下げされて売られているので、正規輸入の物でない可能性もあります。
実店舗はというと、
直営店ではジョンマスターオーガニックトーキョー
百貨店では阪急百貨店、大丸、高島屋、小田急百貨店、東武百貨店、西武、あべのハルカス、伊勢丹
セレクトショップではESTNATION(エストネーション)
他にもマルイ、ルミネ、パルコでも販売されていたりします。
店舗によって取扱いが無い場合もありますので、お店に行く前に確認しておくことをおすすめします。
エルバビーバ ベビーボディウォッシュのおすすめポイント
- オーガニック成分が5つ使われているオーガニックベビーソープで原料への安心感がある
- 人口的な香料を使用せず、エッセンシャルオイルや植物エキスの自然な香り
- 植物エキスが優しくお肌の状態を整え、潤いを届けてくれます。
エルバビーバ ベビーボディウォッシュに含まれる全成分
【旧】
水、アロエベラ液汁*、デシルグルコシド、グリセリン、カラギーナン、カラスムギ穀粒エキス*、トウキンセンカ花エキス*、ヒイラギメギ根エキス*、クエン酸、安息香酸Na、ソルビン酸K、ラベンダー油*、ローマカミツレ花油*、マンダリンオレンジ果皮油*、リナロール
(*はオーガニック成分です)
【新】
水、アロエベラ液汁*、デシルグルコシド、グリセリン、カラギーナン、カラスムギエキス*、トウキンセンカ花エキス*、ヒイラギメギエキス、クエン酸、安息香酸Na、ソルビン酸K、ローマカミツレ花油*、マンダリンオレンジ果皮油*
(*はオーガニック成分です。)
エルバビーバ ベビーボディウォッシュのみんなの口コミ
5点/5点中 (2件の口コミ)
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とにかくやわらかい泡立ちでふんわりと赤ちゃんを洗う事ができました。香りもオレンジとカモミールの優しい匂いで洗っている大人の方が癒されてしまいました。泡切れもよくぬるぬる感も残らないので気に入っていました。
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非常に値の張る品なのですが、使ってみてそれだけの価値はあるなと感じました。オーガニックだけあって肌を全く刺激しませんし、その割に汗っぽさや嫌な脂っぽさはすっきり落としてくれるので気に入っています。香料由来ではない、自然な香りも素敵でした。
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