2017年3月10日のQLifeの記事でアレルゲンの侵入経路について興味深い内容が紹介されていました。
参照元:アレルゲンの意外な侵入経路とは? https://www.qlife.jp/square/healthcare/story61603.html
皆さんはアレルギーの原因であるアレルゲンはどこから侵入してくるかご存じでしょうか?
個人的にはアレルギーといえば、食物アレルギーが思い浮かぶので腸からと考えましたが、実際にはそれ以外の侵入経路を答える方の方が多いようです。
世間のママ達が考えるアレルゲンの侵入経路や気を付けるべき侵入経路について書かれていたのでご紹介します。
ママ達が考えるアレルゲンの侵入器官
QLifeの記事ではビーンスターク者が2歳児を持つママ800人にアンケート調査をした結果が掲載されています。
それによると2歳児を持つママさんが考えるアレルゲンの侵入経路となる体の器官としては鼻が断トツだそうです。
ついで2位が皮膚、3位が目、4位が気管、最後に最も少なかったのが小腸だったとのことです。
個人的な考えは最も少数派の意見となっていました。
鼻や目?と最初は疑問に思いましたが、そういえば花や目にくる最も有名なアレルギー症状を忘れていました。
花粉症ですね。自身も花粉症ですが、アレルギー=食べ物の考えの方が強かったので、出てきませんでした。
ですが、アレルギー=花粉症を思い浮かべると当然の結果ですね。
小腸が一番少なかったのは個人的にはとても意外でした。
ですが、皮膚=アトピー性皮膚炎から察しが付くという表現から、症状が出る部位=侵入経路と考える方が多いということがわかり、小腸が一番少なかった理由がわかりました。
また、QLifeでは必ずしも症状が表れる部位=侵入経路ではないということも書かれていました。
皮膚から侵入で食物アレルギー?
皮膚からアレルゲンが侵入してくるという認識を持っていたママ達が多かったことには正直驚きましたが、最近はアトピー性皮膚炎予防としてアレルゲンの侵入を防ぐために赤ちゃんの全身保湿ケアを行いましょうという考えが徐々に浸透してきています。
たまに映画で蕎麦殻の枕を使っていたことによってアレルギー発作が起こるといったシーンを見たことないでしょうか?
この場合蕎麦アレルギーは食べることではなく、皮膚を通じて侵入しアレルギー発作の原因となっています。
つまり、皮膚からアレルゲンは侵入するということです。
特に赤ちゃんのお肌はまだお肌のバリア機能が未熟なので、アレルゲンは侵入しやすくなっています。
アレルゲンとなる食べ物が皮膚に触れることによって食物アレルギーが起こることがあるというわけです。
完全な予防策というのは確立されていませんが、お肌のバリア機能が未熟なことでアレルゲンが侵入しやすいということなので、お肌のバリア機能をサポートすることである程度アレルゲンの侵入予防につながりそうです。
そのためにはお肌の保湿&保護ケアが欠かせません。
赤ちゃんのお肌全身をしっかりとベビーローションやベビーオイル、ワセリンなどで保湿ケアしてあげることでお肌のバリア機能のサポートにつながります。
ただし、注意点もあります。
保湿ケアのタイミングです。
食べ物とか目に見えるものの場合は触れる前に保湿ケアしてあげれば間に合いますが、空気中に存在している他の見えないアレルゲン、特に花粉などがお肌に触れた状態で保湿ケアをするとアレルゲンをお肌に密着させて閉じ込めることにもなります。
そのため、保湿ケアをすべきタイミングは入浴後すぐということになります。
入浴後はお肌の皮脂も洗い落とされ、乾燥しやすくなっているだけでなく、お肌についていた花粉などのアレルゲンも洗い流された状態なので、その状態で保湿ケアするのが最もおすすめです。
浴室から出た瞬間から空気中のアレルゲンに触れる可能性はないとは言い切れませんが、花粉の場合は室内では空気清浄機などを利用すれば除去しやすいですし、室内に入る前に衣類を叩くだけでも全然違ってきます。
アレルゲンの皮膚からの侵入対策としては、全身保湿と保湿のタイミングがとても重要となります。